概要
InterScan Messaging Security Suite7.1から9.1へバージョンアップする場合の注意点を教えてください。
詳細
InterScan Messaging Security Suite(以降、IMSS)7.1から9.1アップグレードする場合
以下2つの機能に関してデフォルト設定における動作が変更されます。
基本的には機能拡張や不具合動作のためデフォルト動作の変更を実施しておりますが、
該当のポリシーを利用しており、IMSS7.1の動作から変更されることをお望みでは無い
場合は以下の手順で設定を無効化ください。
■機能1の概要と無効化手順
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機能1:
「添付ファイルの名前または拡張子」ポリシーの [選択された添付ファイル名以外」を
オプション設定して、圧縮ファイル内の検索ができるようになります。
手順:
本機能はデフォルトで有効となっております。無効化する場合の手順は以下です。
1. 「${InterScan MSSのインストールパス}/config」フォルダにある「imss.ini」
ファイルをテキストエディタで開きます。
2. [email-scan] セクションに、次のキーを追加して値を「no」に設定します。
[email-scan]
EnableNameExtAnyNotInCompressed=no
注意: このキーは初期設定で有効になっています。キーを「yes」に設定する
と機能は有効になり、「no」に設定すると機能は無効になります。
3. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
4. 次のコマンドを使用して、検索サービスを再起動します。
/opt/trend/imss/script/S99IMSS restart
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■機能2の概要と無効化手順
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機能2:
「添付ファイルの名前または拡張子」ポリシーによって、パスワードで保
護されたZIPファイル内のファイルの名前や拡張子を認識できるようになります。
手順:
本機能はデフォルトで有効となっております。無効化する場合の手順は以下です。
1. 「${InterScan MSSのインストールパス}/config」フォルダにある「imss.ini」
ファイルをテキストエディタで開きます。
2. [general] セクションに次のキーを追加して、値を「no」に設定します。
[general]
EnableScanFileNameInPasswordCompress=no
注意: このキーの初期設定値は「yes」で、「添付ファイルの名前ま
たは拡張子」ポリシーによって、パスワードで保護されたZIPファイル
内のファイルの名前や拡張子を認識できます。この機能を無効にする
には、値を「no」に設定します。
3. 変更内容を保存して、ファイルを閉じます。
4. 次のコマンドを使用して、検索サービスを再起動します。
/opt/trend/imss/script/S99IMSS restart
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