概要
InterScan Messaging Security Virtual Appliance 9.1 Patch 2(以下、IMSVA)よりDMARC検証ができるようになりましたが、本機能を使用する場合、「SPF設定ガイド」に記載のSPFチェックとポリシー「グローバルDKIM適用ルール」の有効化が必要でしょうか。
詳細
IMSVAのDMARC検証機能は、「SPF設定ガイド」に記載のSPFチェック、ポリシー「グローバルDKIM適用ルール」とは独立した機能になります。詳細は以下の通りです。
DMARC検証機能を有効にすると、DMARC検証機能の中でSPFレコードとDKIM署名の両方の検証が行われます。DMARC検証によって適用されるメールの処理は、DMARCレコードの内容とDMARC検証機能の設定に従います。
機能 | 説明 | 設定箇所 |
DMARC検証 |
送信者のドメインが提供するDMARCレコードに従って、メールを処理します。
DMARCレコードの検証結果毎にどのようにメールを処理するかを別途設定します。 |
管理画面の以下:
[送信者フィルタ] > [DMARC] |
SPFチェック |
送信者のドメインが提供するSPFレコードに従って、メールを処理します。
SPFレコードの検証結果毎にどのようにメールを処理するかを別途設定します。 |
こちらの「SPF設定ガイド」に従って設定を行います。
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DKIM検証 |
送信者のドメインが提供するDKIM署名に従って、メールを処理します。
"DKIM署名の検証に失敗したメール"に対する処理内容を別途設定します。 |
管理画面の以下:
[ポリシー] > [グローバルDKIM適用ルール]
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なお、これら3つの機能の処理実行順序は「SPFチェック」 > 「DMARC検証」 > 「DKIM検証」になります。