以下の手順で新規にインストールした InterScan MSS 9.1 Linux版 に設定をインポートし、移行することが可能です。
- 新規サーバに InterScan MSS 9.1 Linux版 をインストール
- 移行元で設定をエクスポート
- エクスポートされた設定を InterScan MSS 9.1 Linux版 にインポート
詳しくは InterScan MSS 9.1 Linux版 インストールガイド「以前のバージョンから移行する」を参照してください。
設定の移行ではアップグレードと異なり、ログや隔離されたメッセージなどは移行されません。また、一部の設定は移行されません。移行されない設定に関してはインストールガイドを参照してください。
設定の移行がサポートされるバージョンとビルド
以下のバージョンとビルドからの移行のみがサポートされます。
- InterScan MSS 7.0 Solaris版 Service Pack 1 Patch 4 (b8250) 以降
- InterScan MSS 7.1 Linux版 Service Pack 2 Patch 1 (b1808) 以降
例えば InterScan MSS 7.1 Linux版 の場合、Service Pack 2 Patch 1 を適用していなければ、設定をエクスポートする前に必ず Service Pack 2 Patch 1 を適用してください。
設定のエクスポート方法
InterScan MSS 7.0 Solaris版
エクスポートツールを使用して設定をエクスポートします。詳しい手順はインストールガイドを参照してください。
InterScan MSS 7.1 Linux版
InterScan MSS 7.1 Linux版 の管理コンソールにログインして 管理 > インポート/エクスポート の画面を開き、[エクスポート] ボタンをクリックします。次の画面に変わります。
エクスポートが完了すると画面が以下のメッセージに変わります。
設定ファイルが正常にエクスポートされました。
Config_Files_yyyymmdd_HHMMSS.dat の形式のファイル名 (Config_Files_20190327_125545.dat など) でファイルが生成されますので、保存してください。
サービスの再起動は発生しません。
設定のインポート方法
InterScan MSS 9.1 Linux版 の管理コンソールにログインして 管理 > インポート/エクスポート > 設定ファイルのインポート/エクスポート の画面を開きます。
「設定ファイルのインポート」にある [参照] ボタンをクリックして、設定をエクスポートしたファイルを選択し、[インポート] ボタンをクリックします。次のポップアップメッセージが表示されます。
新しい設定ファイルがインポートされると、メールサービスが再起動します。ファイルをインポートしますか?
[OK] をクリックするとインポートが開始され、サービスが再起動されます。
そして、インポートが完了すると次の画面が表示されます。
設定ファイルは正常にインポートされました。 次の設定を除くすべての設定が正常にインポートされました。 o CMAgentのすべての設定 o 管理者のアカウントとパスワード o パターンファイルとエンジン o メール処理キュー o SMTPインタフェースとポート番号 o システムパフォーマンスに影響する内部設定 o 暗号化設定 o 仮想アナライザの設定 詳細については、ログファイルをダウンロードしてください。
[ログファイルのダウンロード] ボタンをクリックすると、インポートされたポリシールール名および移行されなかった設定が記載されたファイル (DetailReport.txt) がダウンロードされます。