はじめに
Windows 10 および Windows Server 2016 以外の Windows OS においてビジネスセキュリティ 10.0用 Patch (ビルド 1494以降) を適用する場合、Patchの適用前に Windows の更新プログラム(KB2999226) を適用する必要があります。
これは、ビルド 1494から、機能拡張によりMicrosoft Visual C++ 2015 のランタイムコンポーネントのインストールが必要となったためです。
KB2999226 を未適用の状態でビジネスセキュリティ 10.0用 Patch (ビルド 1494以降) を適用した場合、Trend Micro Common Client solution Framework サービスが起動せず、ビジネスセキュリティクライアントが動作しません。
また、イベントログに下記のようなエラーが記録されます。
KB2999226 の適用方法
KB2999226 は、Windows Updateに含まれております。
そのため、最新の Windows update を適用済みの場合は、本更新プログラムは適用済みとなります。
KB2999226 を手動で適用する方法につきましては、下記マイクロソフト社のページをご確認ください。
- Windows での汎用の C ランタイムの更新プログラム(マイクロソフト社のページとなります)
KB2999226 適用前にビジネスセキュリティ 10.0用 Patch (ビルド 1494以降) を適用してしまった場合
KB2999226 を適用後、OSを再起動し、Trend Micro Common Client solution Framework サービスが起動するかご確認ください。
もし起動しない場合には、Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable の再インストールを実施してください。
(x86とx64の両方を再インストールしてください。)
再インストールに使用するインストーラは下記フォルダにバックアップされています。
- x86:<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\vcredist_2015u3_x86.exe
- x64:<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\vcredist_2015u3_x64.exe