概要
InterScan Messaging Security Virtual Appliance (以下、IMSVA) 9.1、InterScan Messaging Security Suite (以下、IMSS) 9.1の環境で、Time-of-Clickプロテクション機能を有効にしています。
テキスト形式のメール本文にて、URLの後に改行せず文章を記載してメールを送信しました。その結果、Time-of-Clickプロテクション機能によって文章も含めてURLに置換されてしまった為、受信したメールで元の文章が確認出来ませんでした。原因と対策を教えてください。
詳細
事象の具体例
以下のようなメール本文を作成し、テキスト形式でメールを送信したとします。
※誤アクセス防止の為hxxpsと記載しております
<送信メール本文>
hxxps://www.trendmicro.com/ja_jp/business.htmlにアクセスできるか確認してください
<受信メール本文>
hxxps://imsva91-ctp.trendmicro.com:443/wis/clicktime/v1/query?url=https%3a%2f%2fwww.trendmicro.com%2fja%5fjp%2fbusiness.html%e3%81%ab%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%bb%e3%82%b9%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%8b%e7%a2%ba%e8%aa%8d%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8f%e3%81%a0%e3%81%95%e3%81%84&umid=C85D2705-8158-6405-88D6-7123F2590F4F&auth=d75555e38543e5ab16e15b52396d924342ac8a83-8044e7a718cc43660b9a00856cf9b1b0555c0aca
受信メールの本文を確認すると、「にアクセスできるか確認してください」という文章も含めてURLに置換されていることが分かります。
原因について
URLの後に改行などの区切り文字を入れていない為、URLの後に記載した文章もURLの一部として判定された為となります。これは製品仕様通りの動作となります。
対策について
テキスト形式でメールを送信する際は、URLの後に改行などの区切り文字を入れて送信するようにしてください。
以下がURLと文章との区切り文字として使用可能です。
・改行
・半角スペース
・半角記号"<"
・半角記号">"
・半角記号"}"
補足:HTML形式のメールについて
HTML形式でのメールの場合は、href属性に格納されたURLが置換対象となります。