ウイルスバスター コーポレートエディション (以下、ウイルスバスター Corp.) XG Service Pack 1 ビルド5338以降の環境にて機械学習型検索により、 ネットワーク共有されているMicrosoft Office ファイルを保存できないことがある問題について教えてください。
本事象については、2019 年 06 月 25 日にリリースされた XG Service Pack 1 Critical Patch 5383 で修正されています。Critical Patch 5383 は最新版ダウンロードページよりダウンロードいただけます。
【Critical Patch 5383 で修正済み】発生する事象について
以下条件すべてに合致する環境の場合、 ネットワーク共有されているMicrosoft Office ファイルの保存時に、ファイルが正常に保存できない問題が発生する場合があります。
- ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 ビルド 5338以降の環境である。
- ネットワーク共有フォルダを使用している環境にて、機械学習型検索を有効にしている。
恒久的な回避策について
Critical Patch 5383 で修正されています。
Critical Patch 5383 は最新版ダウンロードページよりダウンロードいただけます。
暫定的な回避策について
事象が発生する場合、検索時にファイルをロックするタイミングをずらす回避策の実施をご検討ください。
手順は以下の通りです。
- ウイルスバスター Corp. サーバのインストールフォルダに移動し、"ofcscan.ini" をテキストエディタで開きます。
- "ofcscan.ini" の[Global Setting]セクションに以下パラメータを追記し、保存します。
[Global Setting]
DS_ProcessCount=1
DS_ProcessName000=system
AvoidExcelSaveIssue=1
ExcelSDT=500 - ウイルスバスター Corp. Webコンソールを開き、[クライアント]>[グローバル クライアント設定]の順に選択します。
- [保存] をクリックして設定をクライアントに配信します。
既に、DS_Process***パラメータが存在する場合"DS_ProcessCount"には、現在設定されている値にプラス1をした値を設定、"DS_ProcessName000" は"DS_ProcessName001" のようにパラメータ名の'000'の部分を加算したパラメータ名としてください。
例:
DS_ProcessCount=3
DS_ProcessName000=aaaa
DS_ProcessName001=bbb
DS_ProcessName002=system