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エージェント移行ツール(AgentMigrateTool.exe)の使用法  

エージェント移行ツール(AgentMigrateTool.exe)の使用法

    • 更新日:
    • 10 Jun 2021
    • 製品/バージョン:
    • Apex Central All
    • Trend Micro Control Manager 7.0
    • OS:
    • Windows すべて
概要
ここでは、Trend Micro Control Manager (以下、Control Manager)、Apex Central 付属のエージェント移行ツール(AgentMigrateTool.exe)の使用方法について解説します。
詳細
Public

2019年7月に、「Trend Micro Control Manager 」の後継となる新製品「Trend Micro Apex Central」が公開されました。
本製品Q&Aにて、Trend Micro Control Manager(以下、TMCM) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex Central(以下、Apex Central)でも同様となります。


エージェント移行ツール(AgentMigrateTool.exe)とは?

Control Manager 管理下のエージェントを他のControl Manager の管理下へ移行する為のツールです。
AgentMigrateTool.exeは、Control Managerのインストールディレクトリ(初期設定ではC:\Program Files\Trend Micro\Control Manager)に格納されています。

エージェント移行ツールを使用する際の注意事項

  • AgentMigrateTool.exeを使用してエージェントを移行する為には、移行先Control Managerサーバから移行元Control Managerサーバおよび移行するエージェントがインストールされているコンピュータへWindows ファイル共有プロトコル(CIFS/SMB)で管理共有(C$, ADMIN$など)にアクセスできる必要があります。事前に下記の製品Q&Aもご確認ください。
    AgentMigrateTool.exe使用時に必要となる通信 [Solution ID 1304617]

AgentMigrateTool.exeが移行対象コンピュータへWindows 管理共有を利用してアクセスするのは、移行対象がTMIエージェントの場合に限定されます。

現行製品でTMIエージェントを利用しているのは、ServerProtect for NetApp / EMC です。
※ServerProtect for Windows はPatch 5 以降からMCPエージェントを利用しています。

  • AgentMigrateTool.exeによる移行を実施するためには、移行元Control Managerサーバおよび移行対象コンピュータで “Remote Registry”サービスが開始している必要があります。
    移行対象コンピュータで“Remote Registry”サービスが停止している場合、「Control Managerエージェントの登録設定をリモートで変更できませんでした。エージェント(対象コンピュータ名)は正常に移行されていない可能性があります。ネットワーク接続を確認して、移行ツールを再度実行してください。」と言うエラーが表示されます。
    また、移行元Control Managerサーバで“Remote Registry”サービスが停止している場合、以下のようなポップアップが表示されます。
    移行元サーバにControl ManagerまたはTVCSの情報がありません。移行元サーバにControl ManagerまたはTVCSがインストールされていることを確認してください。
     

移行対象コンピュータ上で“Remote Registry”サービスの起動が必須となるのは、移行対象がTMIエージェントの場合に限定されます。

現行製品でTMIエージェントを利用しているのは、ServerProtect for NetApp / EMC です。
※ServerProtect for Windows はPatch 5 以降からMCPエージェントを利用しています。

  • 現行バージョンのエージェント移行ツールでは、移行元のControl Managerとして、バージョン5.0以上をサポートします。それより古いバージョンのControl Manager からの移行はできません。
     
  • Control Manager サーバと同居しているTMIエージェントを移行する事はできません。
    TMIエージェントがControl Managerと同居している環境で、別Control Managerサーバへ移行する場合、TMIエージェントおよびControl Managerサーバをアンインストールしてからエージェントを再インストールする必要があります。
     
  • AgentMigrateTool.exeは、同一バージョンのControl Manager間もしくは、旧バージョンから新バージョンへの移行のみをサポートします。 新バージョンから旧バージョンへの移行はできませんのでご注意ください。

    例)
    移行元         移行先
    Control Manager 6.0 ⇒ Control Manager 6.0 ○対応可
    Control Manager 5.5 ⇒ Control Manager 6.0 ○対応可
    Control Manager 5.0 ⇒ Control Manager 6.0 ○対応可
    Control Manager 6.0 ⇒ Control Manager 5.5 ×対応不可
     
  • 移行中は、移行元、移行先Control ManagerサーバのTrend Micro Control Managerサービスおよび移行対象コンピュータも含めたTrend Micro Management Infrastructureサービスが何度も再起動します。予約ダウンロード等のスケジュールに影響が無い時間帯での移行をお勧めします。
現行のバージョンでTrend Micro Management Infrastructureサービスを利用しているのはServerProtect for NetApp / EMCとなります。
※ServerProtect for Windows はPatch 5 以降からTrend Micro Control Manager Agentサービスを利用しています。

エージェント移行ツールの使用方法

  1. 移行先のControl Manager サーバ上で、AgentMigrateTool.exeを実行します。

    Agent Migrate Tool


     
  2. エージェント移行ツールが起動したら、「Control Managerサーバの設定(C)」をクリックします。
    移行元Control Manager サーバのIPアドレス、システム管理者(OSのローカルAdministratorグループに所属するアカウント)のユーザ名/パスワードを入力して「接続」をクリックします。

Control Manager 5.5 Patch 1 (HotFix 1396)以降では、「登録モード」欄が追加されています。移行対象エージェントに登録される、移行先Control Manager の情報をFQDNで登録したい場合に「FQDN」を選択します。Control Manager 5.5 初期ビルドをご利用の場合では常にIPアドレスで登録されます。

  1. 移行元Control Managerサーバへの接続に成功すると、移行元サーバのバージョン/IPアドレスおよび管理下のエージェントが左側に表示されます。個々のエージェントを移行する場合には、移行対象のエージェントを選択して「追加>」を、全てのエージェントを移行する場合には、「すべて追加>>」をクリックします。


     
  2. 必要に応じて、次のオプションを選択します。
    ・[ログを保持する] - 選択された管理下の製品のログが移行元Control Managerサーバから移行先Control Managerサーバへコピーされます。
※エージェント移行ツールは、管理下の製品および管理下の製品ログの移行のみをサポートします。以前のサーバからのレポート、または製品ディレクトリの移行はサポートしません。

移行先Control Manager サーバでログが移行された際、イベントセンターの設定に応じて大量の警告が発生する可能性があります。ログを移行する前に移行先Control Manager サーバでイベント通知機能を一時的に無効化する事を推奨します。

  1. 「移行」をクリックします。下図のポップアップが表示されますので、「OK」をクリックします。


     
  2. 移行が開始されると、下図のようなダイアログが表示されますので、移行対象コンピュータの管理者のユーザ名およびパスワードを入力します。(同一ドメイン環境等で、移行対象コンピュータの管理者アカウントが全て同一の場合、「他のすべてのコミュニケータに使用する」にチェックを入れれば、ユーザ名およびパスワードの入力が1回で済みます。)


     
  3. 選択された全てのエージェントが移行完了すると、下図のようなポップアップが表示されます。「OK」をクリックして終了し、移行先Control Managerサーバの製品ディレクトリ上にエージェントが登録されている事を確認します。


     
  4. 引き続きMCPエージェントの移行が開始されます。移行対象エージェントのサービスが起動していないと移行に失敗しますのでご注意ください。


     
 
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評価:
カテゴリ:
移行; 登録情報/アクティベーション
Solution Id:
1301362
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