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オフライン環境のビジネスセキュリティサーバでパターンファイルを更新するには?  

オフライン環境のビジネスセキュリティサーバでパターンファイルを更新するには?

    • 更新日:
    • 15 Mar 2020
    • 製品/バージョン:
    • ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 10.0
    • OS:
    • Windows すべて
概要
インターネット接続できない環境にあるビジネスセキュリティサーバのウイルスパターンファイルをアップデートすることはできますか?
詳細
Public

はじめに

ビジネスセキュリティでは、インターネットに接続できない、オフライン環境においてもビジネスセキュリティサーバで、パターンファイルをアップデート/運用していただくことができるようになりました。

本製品Q&Aでは、インターネットに接続できるビジネスセキュリティサーバを他に用意出来ない場合の操作方法を説明します。インターネットに接続できるビジネスセキュリティサーバを他に用意できる場合は、次の製品Q&Aを参照してください。
 

本製品Q&Aの操作方法でアップデートできるのは従来型スキャンで使用する「ウイルスパターンファイル」のみです。スマートスキャンを利用している場合は、本製品Q&Aの方法でアップデートすることはできません。
 
そのため、このアップデート方法を利用する場合は、スマートスキャンではなく従来型スキャンで運用していただく必要があります。
 
他のパターンファイルや検索エンジンをアップデートしたい場合は、他にインターネット接続できるサーバを用意したうえで、上記の製品Q&Aの方法でアップデートしてください。
 
 

  • 本手順でウイルスパターンファイルを更新する際は、配下のクライアントにフルサイズのパターンファイルが配信されるため、ネットワークトラフィックが増加します。
    お客さまのネットワーク環境によっては、使用するアプリケーションやネットワークのパフォーマンスの低下の原因になる場合もありますので、予めご了承ください。
  • この方法でウイルスパターンファイルの更新をした場合、管理コンソールログイン後のステータス>システムステータス>コンポーネントアップデート においてはパターンファイルが更新されていない旨が表示がされます。これはウイルスパターンファイル以外の他のコンポーネントが一切更新されていないために表示されます。上述の他のビジネスセキュリティサーバを用意できる場合の方法で実施していただくか、表示は気にせずそのままご使用ください。
  • 基本的には従来型のウイルス対策のみのご利用となります。インターネット接続を前提とした機能(URLフィルタ、Webレピュテーション機能など)は無効にしてご使用ください。

アップデート前の準備


アップデートに必要なウイルスパターンファイルを下記のいずれかの方法で用意します。

 

  • 法人カスタマーサービス & サポートから入手
  • パートーナー様向け サイトから入手
  • 他のトレンドマイクロ製品から入手


詳細は次の製品Q&Aを参照してください。
 

 
 

アップデートの操作

パターンファイルを入手したら、ビジネスセキュリティサーバがインストールされているOS上で次の手順を実施します。
 

  1. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」から"services.msc"と入力して[OK]ボタンを押して「サービス」を開きます。
  2. 「Trend Micro Security Server Master Service 」の状態が「開始」になっていることを確認します。


     
  3. ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダを開きます。

    <インストール先フォルダ>¥Security Server¥PCCSRV >

    ※<インストール先フォルダ>は、初期設定の場合、
    32bitOS: C:¥Program Files¥Trend Micro
    64bitOS: C:¥Program Files(x86)¥Trend Micro


    例)<C:¥Program Files¥Trend Micro¥Security Server¥PCCSRV>

     

     
     
  4. 「ofcscan.ini」ファイルをメモ帳などで開きます。


     
  5. [Global Setting]セクション内で、パラメータ「version_range_of_full_pattern_prevention」を探し、下記値に設定します。値が存在しない場合は、[Global Setting]セクション内の任意の場所に追記して保存します。

    version_range_of_full_pattern_prevention=0

  6. ビジネスセキュリティの管理コンソールへログインし、オプション設定 - グローバル設定 画面を開き、下部へスクロールし「保存」ボタンをクリックし、設定を保存します。


     
  7. 用意したウイルスパターンファイル「lpt$vpn.***」をPCCSRVフォルダへコピーします。
     
    下記の例では、ウイルスパターンファイル「8.755.80」をコピーしています。
     


     
     
  8. 管理コンソールを開き、ウイルスパターンファイルが更新されたことを確認します。
     
    [アップデート]タブ-[手動アップデート]-[ウイルス対策(またはウイルス/不正プログラム対策)]-[ウイルスパターンファイル]の“現在のバージョン”から確認します。
     
     
    以前の古いパターンファイルは自動的に削除されます。インストールフォルダ内には3世代分のウイルスパターンファイルが保持されます。
 
 
 

クライアントへの配信について

上記までの操作を行えば、管理コンソールにオンラインで登録されているクライアントへ、自動的にウイルスパターンファイルが配信されます。特に操作は必要ありません。
 
オフラインで登録されているクライアントは、オンラインのステータスへ次回変更されるタイミングで自動的に配信されます
 
 
以上で終了です。

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評価:
カテゴリ:
アップデート/配信
Solution Id:
1302214
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