■リアルタイム検索を実行するには
ServerProtect for Linuxでリアルタイム検索を実行するには、以下の2つの操作を行う必要があります。
1) お使いのLinuxカーネルに適したカーネルフックモジュール(以下.KHM)をインストール(適用)する。
2) その後さらに、ServerProtect for Linuxの管理コンソールから「リアルタイム検索」の設定を有効へ設定変更する。
■Linuxバージョンに適したKHMをインストール(適用)するには
1) お使いのLinuxカーネルがクイックスタートガイドの13ページに記載のある ディストリビューションおよびカーネルかどうか確認します.
≪記載がある場合≫
ServerProtect for Linuxセットアッププログラムにより、ServerProtect パッケージに付属する適切なKHMが自動的にインストールされます。
※ ただし、MIRACLE LINUX / Asianuxの場合ではService Pack 1の適用によって初めてKHMがインストールされます。また、クイックスタートガイドに記載されている ”splxmod-2.6.9-11.34.28AXsmp i686” は記述の誤りであり、実際にはこのようなカーネルが存在しません。
≪記載がない場合≫
適切なKHMを手動でインストールする必要がありますので、ご利用システムに対応したKHMがTrendmicroのWebページに公開されているかどうかを確認します。公開されていた場合は、KHMをダウンロードし、ダウンロードページにリンクされたReadme、あるいはクイックスタートガイドの37ページ記載された手順でインストールします。
公開されていない場合は、2)へ進んでください。
2) KHMが公開されていない場合は、以下のどちらかの方法でKHMを入手、または作成できます。
[方法A]
クイックスタートガイドの13ページに記載のあるディストリビューションであれば、サポートセンターへお問い合わせください。
お使いのLinuxカーネルに適したKHMを作成いたします。
KHMの入手完了後、クイックスタートガイドの37ページに記載された手順でKHMをインストール(適用)します。
[方法B]
お使いのディストりビューション、またはカーネル用のKHMがない場合、ServerProtect for Linux 3.0 では、KHMを自分で作成できます。
クイックスタートガイドの59ページに記載された手順でKHMを構築し、インストールします。
※注意:[方法B]の方法で作成したKHMを使用する場合は、サポート対象外となります。何卒ご了承ください。
※カーネルフックモジュールのソースコードについて 但し、ソースコードを修正、改変をしたプログラムを再配布、再販売および再許諾を行う場合は、 そのプログラムのソースコードを必ず公開しなければなりません。 また、ソースコードまたはソースコードを修正、改変をしたプログラムを再配布、再販売および再許諾を行う場合は、 ソースコードに関して下記の表示をしなければなりません。 |
以上のいずれかの方法でKHMをインストールした後、次項へお進みください。
■ServerProtect Webコンソールで設定するには
1) ServerProtect Webコンソールを起動し、ログオンします。
初期設定では、以下のいずれかのURLでWebコンソールへアクセスできます。
http://<ServerProtectのIPまたはホスト名>:14942
https://<ServerProtectのIPまたはホスト名>:14943
2) 左側のメニューから[Scan Option] – [Real-time Scan]をクリックします。
3) 「Enable Real-time scan」のチェックボックスにチェックを入れます。
4) 「Save」ボタンをクリックします。
操作は以上で終了です。