競合の問題が発生した場合、以下の情報を取得してください。
※各コンポーネント(管理コンソール、インフォメーションサーバ、一般サーバ)にて関連が考えられる場合には、それぞれのコンポーネント上の情報を取得してください。
また、デバッグログに関してはそれぞれのコンポーネント上で同じタイミングで取得してください。
【取得情報】
(1) 現象発生時の時間
(2) 現象発生時に行ったアクション
(3) 問題についての詳細、再現方法
(4) 製品バージョン
1.管理コンソールを起動します。
2.管理コンソール左部にあるタスクタブをクリックし、さらに新規タスクアイコンをクリックします。
3.画面からプログラム、検索エンジン、パターンファイルのバージョンを確認します。
(5) OSのシステム情報
[Windows 2000 Server]
1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]から”msinfo32”と入力します。
2. システム情報を選択します。
3. 右クリックして、[テキストファイルとして保存]を選択して、ファイルを採取してください。
[Windows Server 2003以降]
1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]から”msinfo32”と入力します。
2. [ファイル]-[上書き保存]をクリックし、システム情報ファイル(NFO形式)として情報を出力してください。
(6) エラーメッセージのスクリーンショット
可能であれば、エラーメッセージが表示されている画面の写真等を取得してください。
(7) Windowsイベントログ
1. マイコンピュータを右クリックし、[管理]をクリックします。
2. [システムツール]-[イベントビューア]を展開し、[アプリケーション][システム]のそれぞれを右クリックし、[ログファイルの名前を付けて保存]からファイルへ出力します。可能な限りEVT形式で保存してください。
(8) 競合するソフトウェアの情報(ソフトウェア名、バージョン、適用したパッチ等の情報、当該ソフトウェアのWEBページのURLなど)
(9) 競合するソフトウェア
可能な場合、競合するソフトウェアをご提供ください。
(10) ServerProtectデバッグログ(SPNT.log)
1. ServerProtectの管理コンソールを起動します。
2. [実行]メニューの[デバッグ情報の作成]をクリックします。
3. [デバッグログの管理]ダイアログボックスにて、[デバッグログを有効にする]にチェックをつけます。
4. [ログの種類]で「すべてのメッセージ」を選択し、[モジュール]で必要な項目を選択します。
5. [出力方法]は、[ファイルに出力]にチェックを行い、出力先のディレクトリを選択し、[適用]ボタンを押します。
6. 問題となっている現象を再現させてください。
7. 選択したディレクトリに作成されたSPNT.logを取得します。
8. デバッグモードを解除するためには、[デバッグログの管理]ダイアログボックスにて、[デバッグログを有効にする]のチェックを外し、[適用]ボタンを押します
(11) 該当ソフトウェアベンダーの見解
もし、競合したソフトウェアのベンダーへお問い合わせいただいている場合につきましては、ベンダーからの見解、解析結果についての情報を可能であればご提供ください。
(12) 検索エンジンログ
レジストリを書き換えることにより%Systemroot%\tmfilter.log が作成されます。
1.以下場所にParametersキーを作成します。
ServerProtect 5.8 (32/64bit)
HKEY_LOCAL_MACHINE\system\CurrentControlSet\Services\TmXPFlt
2.Parameters キー内に、DWORD値で DebugLogFlags を作成し [16進] のラジオボタンにチェックが入った状態で [値のデータ] へ3EFF と入力します。
3.検索エンジンのデバッグログとして、%Systemroot%\tmfilter.log が作成されます。
4.問題となっている現象を再現させてください。
5.%Systemroot%\tmfilter.log を取得します。
(%Systemroot%は通常Windows 2000ではC:\winnt , Windows Server 2003 以降では C:\WINDOWS になります。)
6.デバックモードを解除するには DebugLogFlags の値を 0 に設定します。
上記の設定は一般サーバを停止したタイミングで初期化されてしまいます。
そのため、OS起動時のタイミングのログを取得する場合には一般サーバで以下のレジストリキーを追加する必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ServerProtect\CurrentVersion\Engineキーの下へ“DWORD”でKeepTmfilterDebugStateを追加し値を"1"とします。
この設定によりOS起動/一般サーバのサービスの再起動時にTmfilter.logのデバッグを有効にする値が初期化されなくなります。
***警告***
レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。なお、レジストリの編集前に、必ずバックアップを作成することを推奨いたします。バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。
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