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管理コンソールが正常に表示できない問題の調査に必要な情報  

管理コンソールが正常に表示できない問題の調査に必要な情報

    • 更新日:
    • 20 Oct 2020
    • 製品/バージョン:
    • Apex Central All
    • Trend Micro Control Manager 5.5
    • Trend Micro Control Manager 6.0
    • Trend Micro Control Manager 7.0
    • OS:
    • Windows すべて
概要
Trend Micro Control Manager(以下、Control Manager)およびTrend Micro Apex Central(以下、Apex Central)で問題が発生した場合の調査に取得すべき情報については、まずFAQ 1303068:問題発生時の調査に必要な情報一覧をご参照下さい。

ここではFAQ 1303068に加え、Control Manager/Apex Centralにて管理コンソールが正常に表示できない場合の調査に必要な情報取得方法について解説します。

このFAQはCDTが使用できない環境を想定した手順となります。CDTを使用できる場合についてはFAQ 1303068から手順をご確認ください。
※可能な限りCDTで情報を取得していただく事を強くお勧めします。
詳細
Public

Control Manager/Apex Centralにて管理コンソールが正常に表示できない場合、FAQ 1303068に加え以下の内容にしたがって情報を取得してください。

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情報取得手順
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以下の手順を実行することにより、Control Manager/Apex Central および Common CGIのデバッグログを有効にします。
<install_dir>は初期設定でc:\Program Files\Trend Micro (64bit環境ではc:\Program Files (x86)\Trend Micro) です。
 

  1. 以下のサービスを停止します。
    [Control Manager 6.0]
    "Trend Micro Common CGI"
    "Trend Micro Control Manager"
    "Trend Micro Management Infrastructure"
    “World Wide Web Publishing Service” または"World Wide Web 発行サービス"

    [Control Manager 7.0]
    "Trend Micro Control Manager"
    "Trend Micro Management Infrastructure"
    “World Wide Web Publishing Service” または"World Wide Web 発行サービス"

    [Apex Central]
    "Trend Micro Apex Central"
    "Trend Micro Management Infrastructure"
    “World Wide Web Publishing Service” または"World Wide Web 発行サービス"
     
  2. <install_dir>\Control Manager\debuglog フォルダ内の全てのファイルを削除します。
    (上記フォルダが存在しない場合、空の上記フォルダを作成します。)
     
  3. <install_dir>\COMMON\TMI\TMI.cfgをテキストエディタで開きます
     
  4. TMI.cfg 内のパラメータを以下のように変更します。

    # 次の変更で Trend Micro Control Manager のデバッグが有効になります

    CFG_TMMS_DEBUG_LOG_ON=1
    CFG_TMMS_DEBUG_LOG_LEVEL=1
     
  5. TMI.cfgファイルを保存します。

    ※Control Manager 7.0/Apex Centralをご利用されている場合は、手順9. から継続して対応してください。
     Control Manager 6.0 をご利用の場合は、そのまま以下手順をご対応ください。
     
  6. 以下のファイルをテキストエディタで開きます。

    <install_dir>\COMMON\ccgi\commoncgi\config\CCGI_Config.xml
     
  7. CCGI_Config.xml 内の <Log Enable="no"> から <Log Enable="yes"> へ変更します。
    # これによって、Common CGIのデバッグが有効になります。
     
  8. <install_dir>\COMMON\ccgi\commoncgi\logフォルダのプロパティを開き、「セキュリティ」タブから”NETWORK SERVICE”アカウントに対する読み取りおよび書き込みのアクセス権を追加します。
     
  9. 以下のファイルをテキストエディタで開きます。

    <install_dir>\Control Manager\WebUI\WebApp\web.config
     
  10. <log4net threshold="ERROR"> の行を探し、"ERROR"を"DEBUG"へ変更します。
     
  11. 1で停止させてサービスを開始します。
     
  12. 現象を再現させます。
     
※デバッグログは通常の何倍ものログが出力されるため、ハードディスクの容量を圧迫する可能性があります。
そのため、すべての情報の取得後は、同様の手順にて追加したパラメータを削除、変更したパラメータを元に戻してください。

情報取得の手順は以上となります。以下の情報をサポートセンターまでご送付ください。

  *インストールの形態によっては作成されないこともあります。
  • デバッグモード実行時には、非常に多くの情報がログとして出力されます。CPUやメモリ等のリソースを消費し、デバッグログの肥大化によってディスク容量が圧迫される危険性もありますので、現象が再現する条件を可能な限り特定し、デバッグログの取得時間をできるだけ短くする事をお勧めします。
  • デバッグモードを有効化した後から現象を再現する事によって、調査に有効となるデバッグログの取得が可能です。現象発生後にデバッグの取得を開始した場合や、現象が再現できない状況におけるデバッグの取得を実施頂いても、調査を承る事はできません。

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取得いただきたい情報
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■ Control Manager/Apex Central のデバッグログ

 上記情報取得手順で作成した debuglog フォルダ内のログを取得します

■ Common CGI のデバッグログ ※Control Manager 6.0 のみ

 <install_dir>\COMMON\ccgi\commoncgi\log ディレクトリ配下のログを全て取得します。

■ イベントログ

(1) イベントビューアを開きます。

(2) システムログ、アプリケーションログ、セキュリティログ をそれぞれ右クリックし、 [ログファイルの名前を付けて保存] を選択して、それぞれ、Application.evt, Security.evt, System.evt のような名前で保存します。

■ OSのシステム情報

(1) [ファイル名を指定して実行] に msinfo32 と入力します。

(2) 表示されるシステム情報のウィンドウの [ファイル] >> [上書き保存] をクリックし、msinfo32.NFO のような名前で保存します。

■ IIS のログ
初期設定では"%SystemDrive%¥inetpub¥logs¥LogFiles”以下のフォルダ内に作成される "exXXXXXX.log","u_exXXXXXX.log" のようなファイルです。
LogFiles ディレクトリごと圧縮して送付いただいても構いません。

■ Control Manager サーバの設定ファイル

 - <install_dir>\COMMON\TMI\TMI.cfg
 - <install_dir>\Control Manager\SystemConfiguration.xml
 - <install_dir>\Control Manager\EntityEmulator.xml
 - <install_dir>\Control Manager\DataSource.xml
 - <install_dir>\Control Manager\schema.xml
 - <install_dir>\COMMON\ccgi\commoncgi\config\CCGI_Config.xml

 * 環境によってはファイルが無い場合があります。

■ ブラウザのバージョン

管理コンソールで使用しているブラウザのバージョン情報を確認願います。
-Internet Explorer
[ヘルプ] >> [バージョン情報] を選択して表示されるウィンドウの画面キャプチャを取得してください。

-Microsoft Edge
画面右上のメニューボタンをクリックして出てくる[設定]をクリックし、表示された内容の「このアプリについて」に記載されているバージョンを確認する。

-Google Chrome
画面右上のメニューボタンから、[ヘルプ] >> ["Google Chromeについて"] を選択して表示されるウィンドウの画面キャプチャを取得してください。


■ 各ディレクトリのアクセス権
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実施し、出力された各ファイルを取得します。

 > cacls "<install_dir>\Trend Micro\Control Manager\WebUI" /t > C:\WebUIcacls.txt
 > cacls "c:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\Crypto\RSA\MachineKeys" /t > C:\Keycacls.txt
 > cacls "%SystemRoot%\Microsoft.Net\Framework" /t > C:\Frameworkcacls.txt
 > cacls "%SystemRoot%\temp" > C:\Tempcacls.txt
 > cacls "%SystemRoot%\assembly" > C:\assemblycacls.txt
 > cacls "%SystemRoot%\system32" > C:\system32cacls.txt

■IIS関連の設定
IIS関連の設定はCDTに含まれないため、以下手順で取得願います。
・「ファイル名を指定して実行」より「inetmgr」を実行します。
・IISマネージャが開きますので、左ペインよりサーバを選択します。
・サーバのホーム画面より「共有構成」をダブルクリックします。
・「構成のエクスポート」をクリックします。
・任意のパスを入力し、暗号化キーを入力します。
 ※デフォルトの推奨パスは以下になります。
 "C:\Windows\system32\inetsrv\config\export"
・すべてのファイルを該当パスから採取します。
 "C:\Windows\System32\inetsrv\config"
・デフォルトのパスを選んでいなかった場合、以下のファイルを
 指定したディレクトリから手動で採取してください。
 -administration.config
 -applicationHost.config
 -configEncKey.key

■WebブラウザのDevelopment Tool Logの取得
問題が使用しているブラウザに起因していないか切り分ける必要があるため、以下FAQの手順に沿ってブラウザからログを取得願います。
https://success.trendmicro.com/jp/solution/1109303

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評価:
カテゴリ:
動作トラブル
Solution Id:
1303019
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