また、パターンの配信は成功するものの、ServerProtect for Linux のシステムログに「ActiveUpdate successfully downloaded the patch files. Patch update is now in progress」と言うメッセージが記録されていました。
2019年7月に「Trend Micro Control Manager 」の後継となる新製品「Trend Micro Apex Central」が公開されました。
本製品Q&Aにて、Control Managerとして記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex Central(以下、Apex Central)でも同様となります。
・ ServerProtect for Linux をControl Managerへ登録後、Control Managerの予約アップデート、または手動アップデートが一度も行われていない場合。もしくは、予約アップデートや手動アップデートを行った際にアップデート対象のコンポーネントが全て最新になっておりダウンロードされなかった場合。
・ 登録したServerProtect for Linuxより新しいバージョンの検索エンジンをControl Managerが保持している場合。
この事象はServerProtect for Linuxの登録時点において、アップデートに必要となるファイルがControl Managerに登録されていないために発生します。
<対処>
この事象が発生した場合は、以下のコマンドを実行し、手動でvsapiappプロセスを起動してください。
# /etc/rc.d/init.d/splx restart
システムがハングアップした場合、システムを強制的に再起動すれば正常に稼働します。
<回避方法>
1. Control Managerの製品ディレクトリ上で、ServerProtect for Linuxが正常に登録されていることを確認します。
2. Control Managerの手動アップデート機能によって、以下項目を選択しをダウンロードします。
- Control Manager 6.0の場合
- Control Manager 7.0の場合
- Apex Central 2019の場合
4. 手動アップデートが正常に完了したら、Control Managerサーバの.¥Control Manager¥WebUI¥download¥activeupdate配下に以下のファイルが存在する事を確認します。
¥splx3¥splx3\libaction.zip
ヒント
手動アップデートではなく、手動アップデートモジュールを使用してコンポーネントのアップデートを行った場合は、\activeupdate\package\libaction.zip が存在することを確認してください。
5. 上記ファイルの存在を確認後、ServerProtect for Linuxへパターンファイルもしくは検索エンジンを配信します。