2019年7月に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。
詳細については下記をご確認ください。
Client Packagerの特徴
- ウイルスバスター Corp.のセットアップファイルおよび、アップデートファイルを圧縮し、1つの自己解凍ファイルを作成することのできるツールです。
このツールにより、メールまたは、CD-ROM などの記録媒体を使用してインストールパッケージを配布することが簡単にできます。
- 作成したClient Packagerを実行するPCでは、下記環境が必要です。
・Windows Installer 2.0 (MSI パッケージを実行)
・ハードディスク空き容量
-11.0 環境の場合:450MB 以上
-XG 環境の場合:800MB 以上
- クライアントパッケージャでのインストール後、[グローバルクライアント設定]の設定は自動で反映されます。
[クライアント管理] の設定は、インストール時にはルートレベルの設定のみ反映され、設定したクライアント個々の内容については、ウイルスバスター Corp.サーバに接続することで反映されます。
実施手順
- ウイルスバスター Corp. サーバがインストールされているコンピュータで、エクスプローラーを開き、下記のファイルをダブルクリックします。
<サーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\ClientPackager\ClnPack.exe
※<サーバのインストールフォルダ>は初期設定の場合、下記の通りです。
32bit版のOSの場合: <C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan>
64bit版のOSの場合: <C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan\> - Client Packager のコンソール(操作画面) が開きます。
-
[パッケージタイプ](作成するパッケージの種類)で、「セットアップ」を選択します。
セットアップ:クライアントプログラムをインストールする場合に選択します。
アップデート:クライアントコンポーネントをアップデートする場合に選択します。
MSI:Microsoft Installer Package 形式に準拠するパッケージを作成し、インストールする場合に選択します。
-
[Windows OSタイプ]で、パッケージの対象OSを選択します。
32-bit:32-bit OS対象
64-bit:64-bit OS対象
- [検索方法]で、次のいずれかを選択します。
クライアントが属するクライアントツリードメインの検索方法とパッケージの検索方法は、一致している必要があります。
設定方法については、こちらのページより入手できる管理者ガイドの「Client Packagerを使用したインストール」項目の「検索方法」のページをご参照ください。また、Corp 11.0, XG ,Apex Oneをご利用の場合、[ドメイン]の設定項目で次のいずれかを選択します。クライアントによるドメインの自動報告を許可する:
ウイルスバスター Corp.クライアントのインストール後、クライアントはウイルスバスター Corp.サーバデータベースにクエリを送信し、そのドメイン設定をサーバに報告します。
リスト内の任意のドメイン:
クライアントパッケージャがウイルスバスター Corp.サーバと同期し、クライアントツリーで現在使用されているドメインを表示します。 -
[オプション]で、次のインストールオプションの必要な項目を選択します。
不要であれば次項へ進んでくださいサイレントモード:
バックグラウンドでクライアントにインストールされるパッケージを作成します。 クライアント側ではインストールが実行されていることは認識されず、インストール状況ウィンドウは表示されません。
事前検索を無効にする(新規インストールのみ):
セットアップ開始前にウイルスバスターCorpクライアントが実行する通常のファイル検索を無効にします。最新バージョンで上書きする:本項目はアップデート用パッケージの作成時に使用します。
- [アップデートエージェントの機能]で、対象のコンピュータをアップデートエージェントとして使用する場合に選択します。
「Client Packagerを使用したインストール」項目の「Update Agent Capabilities」、「Outlook メール検索」、「Check Point SecureClient Support」をご参照ください。
- [コンポーネント]に表示されている項目は、全てグレーアウトしている事を確認します。(本項目はアップデート用パッケージの作成時に使用します)
- [入力ファイル]の横に表示されている、ofcscan.ini ファイルの場所が正しいことを確認します。
パスを変更するには、をクリックしてofcscan.iniファイルを参照します。
※ofcscan.iniは、<インストール先フォルダ>\PCCSRV\ フォルダ内にあります。
例)C:\Program Files\Trend Micro\Office Scan\PCCSRV\ofcscan.ini
- [出力ファイル]で、保存先およびファイル名を指定します。
保存先を指定には、をクリックします。
保存先の選択ならびにファイル名の入力を実施後、[保存]をクリックします。
(下図例では、パッケージというフォルダにファイル名「クライアントパッケージャ」、ファイルの種類をEXE形式で作成しています。)
- 先ほど指定したパスとファイル名が表示されます。(日本語の場合、文字コードの影響で文字化けする場合がございますが、以降の作業に支障はありません。)
問題なければ、[作成]ボタンをクリックします。
- パッケージが作成されます。
- パッケージ作成が完了しましたら、以下の画面が表示されます。
- 画面の[閉じる]ボタンをクリックし、作業を終了します。
- 以下のようなパッケージが作成されます。これをCD-Rに焼くなどして、インストールさせたいコンピュータ上でダブルクリックで実行してください。
※ Vista 以降のOSは、パッケージを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。