ウイルスバスター Corp. サーバへの手動適用方法
フルサイズのパターンファイルによる配信が行われますので、お客さまのネットワークに高い負荷を与える可能性があります。実行時には十分ご注意ください。
ウイルスパターンファイルの入手方法は ウイルスバスター コーポレートエディション / ServerProtect for Windows :ウイルスパターンファイルの入手方法 をご確認ください。
■ 本製品 Q&A の操作方法でアップデートできるのは従来型スキャンで使用する「ウイルスパターンファイル」のみです。
スマートスキャンを利用している場合は、本製品Q&Aの方法でアップデートすることはできません。
- ウイルスバスター Corp. サーバのPCCSRVフォルダ内のofcscan.iniを開きます。
初期設定:<C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>
- [Global Setting]セクション内で、パラメータversion_range_of_full_pattern_preventionの値を0に変更し、保存します。
変更前に、既存の値を記録しておきます。
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version_range_of_full_pattern_prevention=0
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※もしパラメータが存在しない場合は、[Global Setting]セクション内に
上記1行を追加します。
- ウイルスバスター Corp. Web管理コンソールを開き、
[クライアント] -> [グローバルクライアント設定]を開き、
画面最下部の[保存]をクリックします。
- ウイルスバスター Corp.サーバの「Officescan Master Service」が動作している状態で、別途入手されたウイルスパターンファイル(ファイル名:lpt$vpn.###)を
ウイルスバスター Corp. サーバのPCCSRVフォルダの直下に直接コピーしてください。
※初期設定:<C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV>
※コピー後、PCCSRVフォルダ内にコピーしたlpt$vpn.###が存在していることを確認します。
- 手順4.の作業を行うことにより、<..¥PCCSRV¥Download>に存在するPatternフォルダ内に、このパターンファイルを圧縮したvsapi.zipが自動的に作成されます。
Officescan Master Serviceが停止していますと、vsapi.zipは自動作成されませんのでご注意ください。
1) PCCSRV\Download\Pattern フォルダの VSAPI.zip のタイムスタンプが更新されていることを確認します。
2) PCCSRV\Download\Pattern フォルダの VSAPI.loc を削除します。
3) 下記レジストリキーの ALGS のレジストリ値を「1」から「0」に変更します。
〇32bit OS の場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\OfficeScan\service\Information]
〇64bit OS の場合
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\TrendMicro\OfficeScan\service\Information]
4) OfficeScan Master Service、または Apex One Master Service を再起動します。
5) PCCSRV\Download\Pattern フォルダに VSAPI.loc が再作成されていることを確認します。
- 管理下のクライアントへ自動的に配信が行われます。
XG Service Pack1 Patch1 以降、または Apex One をご利用の場合、VSAPI.loc が再作成されるまでの間は配信に失敗するため、Webコンソールの [アップデート]→[概要]にて「通知のキャンセル」をクリック後、[アップデート]→[クライアント(エージェント)]→[手動アップデート]にて「旧版のコンポーネントを使用しているクライアント(エージェント)を選択」を選択し、「アップデートを開始」をクリックします。
- 全台に配信されたことを確認した後、手順2.の値を変更前の値に戻します。
その後、手順3.の操作を実施し、クライアントに設定を反映させます。本手順 7. にて、ウイルスバスターCorp. サーバ自体がオフラインの環境であれば、設定を元に戻す必要はありません。
また、次回以降の手動アップデートは手順 4. から実施して下さい。
ウイルスバスター Corp.クライアントへの手動適用方法
特定のクライアントのみをアップデートさせたい場合には、サーバからクライアントへ配信せずに、クライアントのローカル上で作業を行ってアップデートを行うことが可能です。
- 管理者権限をもったアカウントでログオンします。
- ウイルスバスター Corp.クライアントをアンロードします。
タスクトレイのアイコンを右クリックし、「ウイルスバスター Corp.のアンロードを」クリックの上、パスワードを入力しアンロードします。
- ウイルスバスター Corp.クライアントのインストールフォルダ(初期設定:¥Program Files¥Trend Micro¥OfficeScan Client)へ適用したいパターンファイル(ファイル名:lpt$vpn.###)をコピーしてください。
※コピー後、OfficeScan Client フォルダ内にコピーしたlpt$vpn.###が存在していることを確認します。
ファイルのコピー時にアクセスが拒否された旨のエラーが表示された場合、アンロードが完了していないない可能性があるため、数分お待ちいただいた後、改めてファイルをコピーしてください。
- Windows の[スタート]メニュー > [すべてのプログラム] > [ウイルスバスター Corp. クライアント]より、ウイルスバスター Corp.クライアントプログラムを起動します。