概要
InterScan Messaging Security Suite(以降、InterScan MSS)に IPプロファイラのみをインストールした場合に注意する点はありますか。
詳細
以下のInterScan MSS に IPプロファイラのみをインストールした場合は、以下の注意点ならびに影響度の内容をご確認いただき、手順を実行してください。
■該当バージョン
InterScan MSS 7.0 Linux版
InterScan MSS 7.0 Solaris版
InterScan MSS 7.1 Linux版
■注意点について
該当バージョンのInterScan MSS に IPプロファイラのみをインストールした場合、InterScan MSS がオープンリレーになります。ただし、下記のとおり、これによる影響は低いものとなります。
■本問題の影響度について
InterScan MSS にてスパム対策、フィッシング対策をされており、なおかつ IPプロファイラを機能を使われている場合、InterScan MSSによる対策がされるため、一般的なオープンリレーのサーバと異なり、スパム送信源になる可能性は低くなります。
InterScan MSS 7.1 Linux版ならびに、InterScan MSS 7.0 Solaris版では、最新のPatchを適用する問題で、この問題は解決されます。
Readmeでの記載の内容は次のとおりです。
なお、InterScan MSS 7.0 Linux版をご利用のお客様は、以下の回避策を実施してください。
こちらの手順はInterScan MSS 7.1 Linux版、InterScan MSS 7.0 Solaris版でもご利用いただけます。
■回避手順
以下の手順にて実行してください。
注意:
本手順では、一時的に IPプロファイラが停止状態になります。
メール配送が少ない時間に実行してください。その他の影響はありません。
手順1:
/opt/trend/ipprofiler/config/foxproxy.ini を開きます。
※/opt/trend はデフォルトインストール時のディレクトリです。
手順2:
以下のように [backend_server] にある has_foxlib_installed を 0 から 1 に変更します。
[backend_server]
has_foxlib_installed=1
手順3:
以下のコマンドで "import_environment" 設定を /etc/postfix/main.cf に追加します。
# echo "import_environment=LD_PRELOAD=/opt/trend/ipprofiler/lib/libTmFoxSocketLib.so TM_FOX_PROXY_LIST=/opt/trend/ipprofiler/config/foxproxy.list LD_LIBRARY_PATH=/opt/trend/ipprofiler/lib TM_FOX_PROXY_CONNECT_PORT=2500" >> /etc/postfix/main.cf
手順4:
以下のコマンドで Postfix、IPプロファイラを再起動します。
# /etc/init.d/postfix restart
# /etc/init.d/S99FOXPROXY restart
以上で作業は完了です。
■該当バージョン
InterScan MSS 7.0 Linux版
InterScan MSS 7.0 Solaris版
InterScan MSS 7.1 Linux版
■注意点について
該当バージョンのInterScan MSS に IPプロファイラのみをインストールした場合、InterScan MSS がオープンリレーになります。ただし、下記のとおり、これによる影響は低いものとなります。
■本問題の影響度について
InterScan MSS にてスパム対策、フィッシング対策をされており、なおかつ IPプロファイラを機能を使われている場合、InterScan MSSによる対策がされるため、一般的なオープンリレーのサーバと異なり、スパム送信源になる可能性は低くなります。
InterScan MSS 7.1 Linux版ならびに、InterScan MSS 7.0 Solaris版では、最新のPatchを適用する問題で、この問題は解決されます。
Readmeでの記載の内容は次のとおりです。
IPプロファイラがインストールされており、Email Reputation Services (以下、 ERS) がインストールされていない場合に、[管理]→[SMTPルーティング]→[接続] の[接続制御]と、[管理]→[SMTPルーティング]→[メッセージルール] 内の [メッセージリレーの許可] が機能しない問題 |
なお、InterScan MSS 7.0 Linux版をご利用のお客様は、以下の回避策を実施してください。
こちらの手順はInterScan MSS 7.1 Linux版、InterScan MSS 7.0 Solaris版でもご利用いただけます。
■回避手順
以下の手順にて実行してください。
注意:
本手順では、一時的に IPプロファイラが停止状態になります。
メール配送が少ない時間に実行してください。その他の影響はありません。
手順1:
/opt/trend/ipprofiler/config/foxproxy.ini を開きます。
※/opt/trend はデフォルトインストール時のディレクトリです。
手順2:
以下のように [backend_server] にある has_foxlib_installed を 0 から 1 に変更します。
[backend_server]
has_foxlib_installed=1
手順3:
以下のコマンドで "import_environment" 設定を /etc/postfix/main.cf に追加します。
# echo "import_environment=LD_PRELOAD=/opt/trend/ipprofiler/lib/libTmFoxSocketLib.so TM_FOX_PROXY_LIST=/opt/trend/ipprofiler/config/foxproxy.list LD_LIBRARY_PATH=/opt/trend/ipprofiler/lib TM_FOX_PROXY_CONNECT_PORT=2500" >> /etc/postfix/main.cf
手順4:
以下のコマンドで Postfix、IPプロファイラを再起動します。
# /etc/init.d/postfix restart
# /etc/init.d/S99FOXPROXY restart
以上で作業は完了です。