ただし、すべてのチーミング環境について検証が実施されているわけではありませんので、NICチーミング環境での利用をご検討の場合には、お客さまにて事前に十分な検証を実施してください。
また、すでに一部の NICチーミング環境においてネットワーク接続ができない事例が確認されています。
これらのケースにおける詳細調査から、既知の問題については弊社製品が原因ではないことが確認されており、回避策として後述の方法が有効であることが確認されております。
NICチーミング環境で問題が発生した場合、まずは下記の手順で問題を回避してください。
■手順
下記の手順を行いますと、物理NIC に対するファイアウォールドライバが無効になり、仮想NIC に対してのみファイアウォールドライバが有効になります。
なお、NIC が 4枚の環境で 2つの NIC をチーミングし、仮想NIC を 2つ設定している場合を想定した手順となっています。
【Windows XP / 2003 をご使用の場合】
- ネットワーク接続の画面にて、「ローカルエリア接続」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- Trend Micro Common Firewall Driver のチェックボックスのチェックを外し、「OK」をクリックします。
- 「ローカルエリア接続2」、「ローカルエリア接続3」、「ローカルエリア接続4」についても手順1.~2.を実行します。
- ネットワーク接続の画面に戻り、NICチーミングを利用している接続(例:Team-xxx.xxx.xxx.xxx)を右クリックし、プロパティを開きます。
- Trend Micro Common Firewall Driverのチェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- もう一方の NICチーミングを利用している接続についても同様に手順4.~5.を行います。
【Windows Vista / 2008 / 7 をご使用の場合】
- ネットワーク接続の画面にて、「ローカルエリア接続」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- Trend Micro NDIS 6.0 Filter Driver のチェックボックスのチェックを外し、「OK」をクリックします。
- 「ローカルエリア接続2」、「ローカルエリア接続3」、「ローカルエリア接続4」についても手順1.~2.を実行します。
- ネットワーク接続の画面に戻り、NICチーミングを利用している接続(例:Team-xxx.xxx.xxx.xxx)を右クリックし、プロパティを開きます。
- Trend Micro NDIS 6.0 Filter Driverのチェックボックスにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
- もう一方の NICチーミングを利用している接続についても同様に手順4.~5.を行います。
上記の手順を行われても現象が改善されない場合は、弊社サポートセンターにお問い合わせください。
詳細な調査を実施の上、弊社製品にて対応可能な問題の場合は、弊社にて対応いたします。
一方で、弊社製品では対応できないケースについては、ご希望に沿えない場合もありますので予めご了承ください。