InterScan MSS 7.1 Windows版をインストール後にWindowsのイベントログにnamedの警告ログが出力されます。出力される条件と止める方法は以下の通りです。
■条件
InterScan MSS 7.1 Windows版をご利用でかつ、IPプロファイラをご利用されている環境
■原因
"localhost.zone" のフォーマットが間違っていたため、Windowsのイベントログに出力されていました。
■出力されるメッセージ
イベントの種類: 警告 イベント ソース: named イベント カテゴリ: なし イベント ID: 2 日付: 時刻: ユーザー: N/A コンピュータ: 説明: イベント ID (2) (ソース named 内) に関する説明が見つかりませんでした。リモート コンピュータからメッセージを表示するために必要なレジストリ情報またはメッセージ DLL ファイルがローカル コンピュータにない可能性があります。この説明を取得するために /AUXSOURCE= フラグを使用することができる可能性があります。詳細については、ヘルプとサポートを参照してください。次の情報はイベントの一部です: localhost.zone:12: warning: '127.0.0.2.': MX is an address. |
イベントの種類: 警告 イベント ソース: named イベント カテゴリ: なし イベント ID: 2 日付: 時刻: ユーザー: N/A コンピュータ: 説明: イベント ID (2) (ソース named 内) に関する説明が見つかりませんでした。リモート コンピュータからメッセージを表示するために必要なレジストリ情報またはメッセージ DLL ファイルがローカル コンピュータにない可能性があります。この説明を取得するために /AUXSOURCE= フラグを使用することができる可能性があります。詳細については、ヘルプとサポートを参照してください。次の情報はイベントの一部です: localhost.zone:12: file does not end with newline. |
■回避策
以下のどちらかの方法を行うことで警告ログを出力を停止させることが可能です。
方法(1):named.confからlocal.zoneの記載を削除する方法
※localhost.zoneファイルについてInterScan MSS、OSともに使用していないため
記載を削除しても問題ございません。
お客様環境によっては、ご利用されている場合がございます。
その場合は、方法(2)に基づいて編集してください。
手順1:
c:\WINDOWS\system32\dns\etc\named.conf のバックアップを作成します。
手順2:
c:\WINDOWS\system32\dns\etc\named.conf をテキストエディタで開きます。
手順3:
以下の内容を削除し、保存します。
---------------------------------------
zone "localhost" IN {
type master;
file "localhost.zone";
allow-update { none; };
};
---------------------------------------
手順4:
ファイルを保存し、IMSS IPProfilerサービスを再起動します。
以上で作業は完了です。
方法(2):localhost.zoneのフォーマットを修正する方法
手順1:
c:\WINDOWS\system32\dns\localhost.zone のバックアップを作成します。
手順2:
c:\WINDOWS\system32\dns\localhost.zone をテキストエディタで開きます。
手順3:
以下の内容のようにフォーマットを変更し、保存します。
----------------------------------------------------------------------------
$TTL 86400
$ORIGIN localhost.
@ 1D IN SOA @ root (
42 ; serial (d. adams)
3H ; refresh
15M ; retry
1W ; expiry
1D ) ; minimum
1D IN NS @
1D IN A 127.0.0.1
----------------------------------------------------------------------------
※お客様環境によってはlocalhost.zoneをご利用されている場合があります。
その場合は、上記に基づいて、お客様環境に合わせて編集してください。
なお、弊社ではBINDをIPプロファイラ以外に使用することを推奨しておりません。
手順4:
ファイルを保存し、IMSS IPProfilerサービスを再起動します。
以上で作業は完了です。