設定する方法と全台に設定する方法の2つの方法があります。
以下の手順を参考にいずれかの手順を実施してください。
- 以下の手順において、レジストリの操作が必要となります。
レジストリには、Windowsの構成情報が格納されており、
編集内容に問題があると、システムが正常に動作をしなくなる場合が
あります。
弊社では、レジストリの編集時における如何なる問題に対しても
保証はいたしかねますので、レジストリの編集はお客様の責任で
実施ください。
レジストリの編集前に、必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
バックアップ方法の詳細は、ご使用の Windows のヘルプをご参照ください。
事前作業
- Webコンソールにログインし、以下の設定を実施します。
ウイルスバスターCorp.10.6 の場合:
[ネットワーク上のコンピュータ] → [クライアント管理] → [設定]
→ [権限とその他の設定] → [その他の設定] タブ
→ [クライアントセルフプロテクション] 内の各項目のチェックを外します。
ウイルスバスターCorp. 11.0,XG の場合:
[クライアント] → [クライアント管理] → [設定] → [権限とその他の設定]
→ [その他の設定] タブ →
→ [ウイルスバスター Corp.クライアントセルフプロテクション] にて、
各項目のチェックを外します。
- ウイルスバスターCorp. クライアントのアイコンを右クリックし、[アンロード] を
選択します。
- レジストリエディタにて、任意で以下の設定を実施します。
a. クライアントの承認済みWebサイトリストをサーバのリストと同期する場合
レジストリに 次のレジストリキーを追加し、その値を「1」に設定します。キー:
[ウイルスバスター Corp. 11.0 Service Pack 1以上]
Windows Server 2008 R2, Windows 7以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows Server 2008 R2, Windows 7以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\
[ウイルスバスター Corp. 10.6 / 11.0 Service Pack 1以前]
Windows 2012, Windows 8以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows 2012, Windows 8以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\
名前: SEG_SyncGlobalWhiteList
種類: REG_DWORD
データ:
0:クライアントの承認済みWebサイトリストをサーバのリストと同期しない
1:クライアントの承認済みWebサイトリストをサーバのリストと同期するb. クライアントの承認済みWebサイトリストを保持する場合
レジストリに次のレジストリキーを追加し、その値を「1」に設定します。キー:
[ウイルスバスター Corp. 11.0 Service Pack 1以上]
Windows Server 2008 R2, Windows 7以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows Server 2008 R2, Windows 7以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\
[ウイルスバスター Corp. 10.6 / 11.0 Service Pack 1以前]
Windows 2012, Windows 8以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows 2012, Windows 8以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\
名前: SEG_KeepLocalWhiteList
種類: REG_DWORD
データ:
0:クライアントの承認済みWebサイトリストを削除する
1:クライアントの承認済みWebサイトリストを保持する上記2つのレジストリを組み合わせた場合の例を以下に記載致します。
例A)
クライアントとサーバの承認済みWebサイトリストの両方を保持する場合
以下の通り設定します。SEG_SyncGlobalWhiteList=1
SEG_KeepLocalWhiteList=1例B)
クライアントの承認済みWebサイトリストを保持し、
サーバのリストを拒否する場合
以下の通り設定します。SEG_SyncGlobalWhiteList=0
SEG_KeepLocalWhiteList=1例C)
常にサーバの承認済みWebサイトリストをクライアントに適用する場合
次のレジストリキーを削除します。SEG_SyncGlobalWhiteList
SEG_KeepLocalWhiteList
新しい設定は、ウイルスバスター Corp.クライアントの設定がサーバと同期すると有効になります。
ウイルスバスター Corp. クライアント全台に設定する方法
- ウイルスバスター Corp.サーバにおいて、<インストールパス>\PCCSRV\フォルダ
の「ofcscan.ini」 をテキストエディタで開きます。
- [Global Setting] セクションに次のキーを追加して、適切な値を割り当てます。
IPv4の場合:
[Global Setting]
SEG_WhiteListIPNum=x※ここで、「x」はIPv4で指定される承認済みWebサイトのIPまたはSEG_WhiteListIP0=192.168.100.100
サブネットの登録番号で、最大値は「1000」です。
SEG_WhiteListIP0_Mask=255.255.255.0
SEG_WhiteListIP1=192.168.16.35
...
SEG_WhiteListIP999=
IPv6の場合:
[Global Setting]
SEG_WhiteListIPV6Num=y※ここで、「y」はIPv6で指定される承認済みWebサイトのIPSEG_WhiteListIPV60=fec00000000000000220edfffe6a0f76
またはサブネットの番号で、最大値は「1000」です。
SEG_WhiteListIPV60_Mask=ffffffffffffffff0000000000000000
SEG_WhiteListIPV61=240800405fff014cc97f0050f043dbe6
...
SEG_WhiteListIPV6999=SEG_WhiteListIP{Num}_Maskはオプションであり、
初期設定のサブネットマスクは「255.255.255.255」です。
SEG_WhiteListIP6{Num}_Maskはオプションであり、
初期設定のサブネットマスクは「ffffffffffffffffffffffffffffffff」です。
記載例: 一つのIPアドレスを登録する場合SEG_WhiteListIPNum=1
SEG_WhiteListIP0=192.168.100.100 - ウイルスバスター Corp.サーバのWebコンソールを開き、
[ネットワーク上のコンピュータ] ([クライアント])→ [グローバルクライアント設定] 画面に
進みます。
- [保存] をクリックして設定をクライアントに配信します。
- ウイルスバスターCorp. クライアントをインストールしているコンピュータの
OfficeScan NT Proxy Serviceの再起動または、OSの再起動を実施します。
ウイルスバスター Corp. クライアント1台のみに設定する方法
- レジストリエディタにて以下のレジストリを開きます。
キー:
[ウイルスバスター Corp. 11.0 Service Pack 1以上]
Windows Server 2008 R2, Windows 7以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows Server 2008 R2, Windows 7以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\
[ウイルスバスター Corp. 10.6 / 11.0 Service Pack 1以前]
Windows 2012, Windows 8以上の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\Osprey\WhiteList\
Windows 2012, Windows 8以前の環境
HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\NSC\TmProxy\WhiteList\ - 「WhiteList」キーの中にある「SEG_WhiteListIPNum」に登録するIPアドレスの数を設定します。
※IPアドレスを1つ登録する場合の例です。名前: SEG_WhiteListIPNum
値: 1 - 右クリックメニューより、キー「SEG_WhiteListIPxx」を「WhiteList」に追加し、作成したキーに以下のDWORD値を作成します。
※xxは登録するIPリストの数 (0から999まで指定可能)です。※以下は192.168.1.1を登録する場合の設定例です。名前: IPv4
値: 6464a8c0値に関して、登録するIPアドレスを第4オクテット→第1オクテットの順に並べ替え、16進数で記述する必要があります。
例) 192.168.100.100を登録する場合
1. 第1オクテットから第4オクテットまでを16進へ変換します。
「192.168.100.100」 → 「c0 a8 64 64」
2. 第4オクテットから第1オクテットの順に並べ替えをします。
「c0 a8 64 64」 → 「6464a8c0」
サブネットマスクを指定する場合は下記のキーも登録します。(オプション)
※以下は「255.255.255.0」の場合の設定例です。
設定値の算出方法はIPアドレスと同様です。名前: IPv4Mask
値: 16777215 -
設定を配信したウイルスバスターCorp. クライアントのOfficeScan NT Proxy Service
の再起動または、OSの再起動を実施します。