概要
InterScan Web Security Suite (以下、IWSS)サーバでIPアドレス(またはホスト名)を変更しました。
IWSS側で変更すべき項目等はありますか。
IWSS側で変更すべき項目等はありますか。
詳細
IWSSサーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合は、以下の対処を行う必要があります。
IWSS 3.1 Linux版
- IWSSがTrend Micro Control Manager (以下、Control Manager) に登録されている場合には、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[Control Manager設定]より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- IWSSがDamage Cleanup Serviceに登録されている場合には、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[DCSへの登録]より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- 特定のインタフェースへバインドしている場合は、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[一般]より、変更後のIPアドレスに修正します。
- /etc/iscan/intscan.iniファイルの「iscan_web_server」パラメータにIPアドレス(またはホスト名)を設定されている場合、新しいIPアドレス(またはホスト名)に変更します。
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iscan_web_server=XXX.XXX.XXX.XXX:1812
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※ 初期設定では「iscan_web_server=1812」 - IWSSのサービスを再起動します。
# /etc/iscan/rcIwss restart
IWSS 3.1/5.6 Windows版の場合
- IWSSがControl Manager に登録されている場合には、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[Control Manager設定]より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- IWSSがDamage Cleanup Serviceに登録されている場合には、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[DCSへの登録]より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- IWSS 5.6 Windowsでは、Damage Cleanup Serviceをサポートしていないため、上記メニューが存在いたしません。本手順は省略してください。
- 特定のインタフェースへバインドしている場合は、Web管理コンソールの[管理]→[IWSS設定]→[一般]より、変更後のIPアドレスに修正します。
- [IWSSのインストールディレクトリ]\intscan.iniファイルの「iscan_web_server」パラメータにIPアドレス(またはホスト名)を設定されている場合、新しいIPアドレス(またはホスト名)に変更します。
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iscan_web_server=XXX.XXX.XXX.XXX:1812
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※ 初期設定では「iscan_web_server=1812」 - データベース関連の以下の設定を確認します。
a. Windowsの「管理ツール」-「データソース(ODBC)」を選択し、[システムDSN]タブから、"dsniwss3"を選択し、[構成]を押下します。- IWSS 3.1を Windows Server 2008 R2などの64bit環境のサーバにインストールしている場合は、「管理ツール」-「データソース(ODBC)」ではなく、 以下のファイルを実行して「データソース(ODBC)」を表示してください。
"%SYSTEMDRIVE%\Windows\SysWOW64\odbcad32.exe"
b.「サーバ」が"[旧ホスト名]\iwss"に設定されている場合、これを"[新ホスト名]\iwss"に変更して[完了]→[OK]を押下します。
c. 「intscan.ini」の [Database]セクションに記載されている、以下のホスト名を新ホスト名に変更します。
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[Database]
DBServer=[旧ホスト名]\iwss
JdbcUrl=jdbc:sqlserver://[旧ホスト名]\iwss;DatabaseName=iwss3
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d. 「プログラム」-「Microsoft SQL Server」-「構成ツール」-「SQL server Configuration Manager」を選択します。
e. [SQL Server ネットワークの構成]-[IWSS のプロトコル]より、[TCP/IP]のプロパティ -[IPアドレス]タブに登録されている旧IPアドレスを新IPアドレスに変更し、[OK]を押下します。
f. 上記の変更を全て実施した後、IWSS関連のサービスを全て再起動し、以下の手順でデータベースとの接続を確認します。 - IWSS 3.1を Windows Server 2008 R2などの64bit環境のサーバにインストールしている場合は、「管理ツール」-「データソース(ODBC)」ではなく、 以下のファイルを実行して「データソース(ODBC)」を表示してください。
- 管理画面「管理」-「データベース」から、[データベース接続のテスト]をクリックします。
「データベースへの接続に成功しました。」というポップアップが表示されます。 - 管理画面「HTTP」-「ポリシー」を選択し、画面が表示されることを確認します。
IWSS5.6/6.5 Linux版の場合
- IWSSがTrend Micro Control Manager に登録されている場合には、 管理コンソールの [管理]→[一般設定]→[Control Managerへの登録] より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- IWSS が Damage Cleanup Service に登録されている場合には、 管理コンソールの [管理]→[一般設定]→[DCSへの登録] より、一旦登録を解除し、再度登録作業を実施します。
- /etc/iscan/intscan.iniファイルの「listening_interface」パラメータにIPアドレスを設定されている場合、新しいIPアドレスに変更します。
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listening_interface=XXX.XXX.XXX.XXX
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※ 初期設定では何も指定されていません。 - IWSS サービスを再起動します。
# /etc/iscan/rcIwss restart
IWSS6.5の場合、環境により下記対応が必要になる場合があります
- 「複製の設定機能」で、複製元のIPアドレスが変更された場合、設定の受信者側でIPアドレスを設定しなおす
管理コンソールにログイン→管理→一般設定→複製の設定→設定の受信者→管理IPを変更 - 「集中管理ログ/レポート機能」でログ送信元のIPが変更された場合、送信者側でIPアドレスを設定しなおす
管理コンソールにログイン→管理→一般設定→集中管理ログ/レポート→ログ送信元→管理IPを変更 - IWSSのPACファイルをクライアントで指定しており、IWSVAのホスト名とIPアドレスをhostsファイルに記載して名前解決している場合、hostsファイルの編集
- [管理]-[一般設定]-[PACファイル管理] にてPAC ファイルの作成を行っている場合、既存 IP で作成した PAC ファイルは削除の上、変更後の IP アドレスで再作成してください。
- [管理]-[SNMPの設定] で SNMP トラップを有効にしている場合、[システムの場所] 項目を IP アドレスで設定している場合には変更後の IP アドレスに変更してください。