Deep Security 9.0 以降より、”Deep Packet Inspection”および”DPI” が"侵入防御" に名称変更されました。
DeepSecurity Manager:
複数のDeepSecurity Managerを使って共通のデータベースを参照することで、冗長構成を実装することが可能となります。留意点としましてDeep Security Managerのノードが多い場合はデータベースがビジー状態となりパフォーマンスに影響が発生する可能性があります。構成台数としましては最大2台まで1つの共通のデータベースを参照する構成を推奨いたします(参考:サイジング)。
DeepSecurity Agent:
DeepSecurity Agentは保護するサーバに対して1Agentのみが動作します。その為、Agentのみで冗長構成を取ることはできません。仮にAgentが停止した場合は、EventとしてDeepSecurity Managerに通知され、管理者はAgentに異常があったことを気付くことが出来ます。
なお、保護するサーバがESX Server上で且つ、DeepSecurity VirtualApplianceが構成されている場合は、VirtualApplianceをAgentのStandbyとして動作させることが可能です。Agentのサービスが停止すると、同ESX Server上で動作するVirtualApplianceがポリシーを引き継ぎ保護を継続します。
DeepSecurity VirtualAppliance:
DeepSecurity VirtualApplianceは1ESX Serverに対して1台のみ構成可能です。その為、VirtualApplianceを1台のESX Serverのみで動作するシステムの場合は冗長構成をすることは出来ません。
複数台のESX Serverで構成されている場合は、ESX ServerそれぞれにVirtualApplianceを構成することで、仮に保護しているサーバが他のESX Serverに移動した場合も、適用しているポリシーを引き継ぎ継続して保護します。
※移動先のESX ServerにVirtualApplianceが構成されていない場合は保護されません。