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Trend Micro VDI サポート (仮想デスクトップサポート) の一般的な導入の流れについて  

Trend Micro VDI サポート (仮想デスクトップサポート) の一般的な導入の流れについて

    • 更新日:
    • 2 Aug 2022
    • 製品/バージョン:
    • Apex One 2019
    • ウイルスバスター コーポレートエディション 11.0
    • ウイルスバスター コーポレートエディション XG.All
    • OS:
    • Windows すべて
概要
VDI の導入に当たり、ウイルスバスター Corp. 11.0、XG のプラグインプログラムにある、Trend Micro VDI サポート (仮想デスクトップサポート) を利用しようと考えています。導入方法の一般的な流れについて教えて下さい。
詳細
Public

2019年7月に、「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。

 
Trend Micro VDI サポート (仮想デスクトップサポート) の導入、および、設定の流れは下記手順をご確認ください。
 

作業手順

 

  1. ウイルスバスター Corp.サーバ) の管理コンソールにログインし、「プラグイン」から、プラグインマネージャをダウンロード、インストールします。
     
  2. 「TrendMicro VDIオプション」の [ダウンロード] ボタンをクリックし、プラグインプログラムをダウンロード、インストールします。
     

     
  3. [プログラムの管理] をクリックします。
     

     
  4. VDI プラグイン用に入手したアクティベーションコードを入力し、[保存] をクリックします。
      

     
  5. 「VMware vCenter Server」、「Citrix XenServer」、「Microsof Hyper-Vプラットフォーム」のうち、対象とする仮想環境のほうにチェックを入れ、[保存] をクリックします。
     

      
    以降は、VMware vCenter Server を選択したと仮定して説明を続けます。
     
  6. VMware vCenter Server の IP アドレス、ユーザ名、パスワードを入力し、「この接続を有効にする」にチェックを入れます。ウイルスバスター Corp.サーバと VMware vCenter Server との間にプロキシサーバを使用する場合は、プロキシ関連の情報も入力します。
    複数のvCenter Serverを登録したい場合、「新しいvCenter接続の追加」をクリックして同様の手順を繰り返します。
    全ての情報の入力が完了したら、「保存」をクリックします。
     
  • ポート番号は、初期設定で"443"が登録されています。変更する場合は、設定したいポート番号に変更してください。
  • 登録可能はプラットフォームは一種類、最大64台まで登録可能です。
  
     
 
  1. ウイルスバスター Corp. サーバがインストールされているサーバにログインし、以下のフォルダ内の下記ファイルをコピーします。

    GUI にてツールを実行する場合
     TCacheGen.exe ・・・ x86 プラットフォーム用
     TCacheGen_x64.exe ・・・ x64 プラットフォーム用

    コマンドラインにてツールを実行する場合
     TCacheGen.exe、TCacheGenCli.exe ・・・ x86 プラットフォーム用
     TCacheGen_x64.exe、TCacheGenCli_x64.exe ・・・ x64 プラットフォーム用
     

<インストールフォルダ> \PCCSRV\Admin\Utility\TCacheGen\  
 
 初期設定のインストールフォルダは以下です。
  x86 OS
   C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan
  x64 OS
   C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan

  1. コピーしたファイルを、マスターイメージとして準備してある OS の、ウイルスバスター Corp.クライアントのインストールフォルダにコピーします。
  • ウイルスバスター Corp.クライアントの初期設定のインストールフォルダは以下です。
     x86 プラットフォーム
      C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan Client
     x64 プラットフォーム
      C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan Client
     
  • 事前にマスターイメージとなる OS に、Corp.クライアントがインストールされてある必要があります。
     
  • 事前にウイルスバスター Corp. サーバ管理コンソールにて、以下の機能を 無効化いただく必要がございます。
     
      
    管理コンソール → [クライアント] → [クライアント管理] → [設定]
    → [権限とその他の設定] → [その他の設定]

     - ウイルスバスターCorp. クライアントのインストールフォルダ内のファイルを保護する。


<Apex One の場合>
セキュリティ強化によりApex One ビルド Patch5(ビルド9565)以降のバージョンでは 上記手順での「セキュリティエージェントのインストールフォルダ内のファイルを保護する」の無効化はできなくなりました。

ファイルのコピー前にセキュリティエージェントのアンロード(終了)し、コピー完了後にセキュリティエージェントをリロード(起動)してください。

アンロード/リロードの手順は以下の製品Q&Aをご参照ください。
ウイルスバスターCorp. クライアントのアンロード/リロードの実施手順

 

  1. TCacheGen.exe を実行します(x64環境では TCacheGen_x64.exe) 。 環境によっては権限の追加が必要となります。権限不足によるエラーが発生する場合など、本ソリューションの末尾を参照してください。
      ※コマンドラインでの実行方法は「管理者ガイド」をご参照ください。
  2. 次のような画面が表示されるので、「事前検索テンプレートの生成してGUIDを削除する」ボタンを押下します。

  • 「事前検索テンプレートからGUIDを削除する」はテンプレートを作成せずに、クライアントのGUIDのみをリセットしたいような場合に押下します。
  • 事前検索テンプレートとは、VDI 環境において、マスターイメージ作成時から更新のあったファイルのみをスキャン対象とし、スキャン時のI/O負荷を軽減するための、事前作成するホワイトリストファイルです。
     
  1. 次のように、ファイルのスキャンが開始されます。



     
  2. 正常にスキャンが完了すると、次の画面が表示されます。[OK] ボタンを押下して画面を閉じます。



     
  3. ウイルスバスターCorp.クライアントのインストールフォルダに、事前検索テンプレート (TCache.bin) が作成されていることを確認します。

    ※初期設定で、C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan Client\TCache.bin
     
  4. タスクトレイのウイルスバスター Corp.クライアントのアイコンが消えていることを確認します。
     
  5. 次のレジストリ値が空であることを確認します。
キー名(32bit): HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\
キー名(64bit): HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\
名前: GUID
種類: REG_SZ
データ: (空欄)


この値は、Corp.サーバがCorp.クライアントを一意に識別するための値で、次のOS起動時に新しく生成されます。
 

  1. 次のレジストリ値が設定されていることを確認します。
キー名(32bit):HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\Misc.
キー名(64bit):HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\Misc.
名前:VDIEnabled
種類:REG_DWORD
データ:1





この値は、Corp.クライアントが、自身がVDI環境にいるかどうかを判別するための値です (1 = VDI環境)。

 

  1. OS をシャットダウンします。
     
  2. Corp.サーバがインストールされている OS にログインし、[管理ツール] > [サービス] から、OfficeScan Master Service を停止します。
     
  3. Corp.サーバ上の次のファイルをテキストエディタで開きます。

     <install_dir>\PCCSRV\Private\VDI.ini
     
  4. 同一仮想環境における同時検索制限数、同時アップデート制限数を調節するため、
    各バージョン毎に下記のパラメータを使用します。
     
    [TaskController] セクション

    Corp.10.6/11.0/XG の場合は、
     "Controller_02_MaxConcurrentGuests"
     "Controller_03_MaxConcurrentGuests"



    各パラメータの意味は次の通りです。
     
"Controller_02_MaxConcurrentGuests" (Corp.10.6/11.0/XG)
意味: 同一仮想環境内において、同時に ScanNow/手動/予約 検索が実行できるクライアント台数の最大値
初期設定: 1
最小値: 1
最大値: 65536
"Controller_03_MaxConcurrentGuests" (Corp.10.6/11.0/XG)
意味: 同一仮想環境内において、同時に 手動/予約コンポーネントアップデートが実行できるクライアント台数の最大値
初期設定: 3
最小値: 1
最大値: 65536


設定変更後にファイルを保存します。
 

  1. 変更した設定を反映させるため、Corp.サーバがインストールされている OS にログインし、[管理ツール] > [サービス] から、OfficeScan Master Service を開始します。
     
  2. シャットダウンした OS のマスターイメージを配布します。次回の OS 起動時に、新しい Corp.クライアントの GUID が割り当てられます。
     

    VDIプレスキャンテンプレート生成ツール実行権限不足によるエラー発生時の回避方法

    VDIプレスキャンテンプレート生成ツール (TCacheGen) を実行する際に以下の条件を満たしている必要があります。

    • 管理者権限で実行
    • ツールを右クリックし別のユーザとして実行する場合は、「許可されていないプログラムの動作からコンピュータとデータを保護する」のチェックを外す
       
       
      1310769-1

        
      ツールの実行後に以下のエラーが発生する場合、権限が不足している可能性が考えられるため、上記権限設定をご確認ください。
      権限エラー.PNG
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評価:
カテゴリ:
操作方法/設定; インストール
Solution Id:
1310769
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