InterScan MSS 5.11 からアップグレードされた場合は、次の二つのログファイルのサイズに関するパラメータが設定されておりません。
- log_individual_split_when_size
- log_type_delete_oldest_when_over
こちらの2つのパラメータを設定することを強く推奨いたします。
■ log_individual_split_when_size につきまして
1つのログファイルのサイズが2GBを超えないようにするために、ひとつのログファイルの最大サイズを定義するパラメータ「log_individual_split_when_size」を設定です。
InterScan MSS は 32ビットのアプリケーションソフトウェアであるため、処理可能なファイルの最大サイズは2GBになります。ログファイルが2GBを超えてしまうと、InterScan MSSのサービスが停止し、メール配送が止まる可能性があります。「log_individual_split_when_size」を設定することで、設定したサイズでログのローテーションを実施いたします。
詳細につきましては、以下の弊社製品Q&Aをご確認ください。
◆InterScan Messaging Security Suite 7.x ログローテート機能について[JP-2076948]
■ log_type_delete_oldest_when_over につきまして
「サービス別ログファイルの最大サイズ」項目を設定することで、パラメータ「log_type_delete_oldest_when_over 」を設定することができます。
こちらを設定することで、各サービスのログファイルが設定した値(MB)を超えた場合、最も古いファイルが削除されます。
手順1:
管理コンソールにログインし、左のメニューから、[ログ] – [設定] をクリックします。
手順2:
「サービス別ログファイルの最大サイズ」のチェックボックスにチェックを入れ、右側にあるテキストボックスにサイズを入れて、[保存] をクリックします。
※InterScan MSS 7.0 の初期設定では「2000」が設定されています。
なお、InterScan MSS の設定ファイルである imss.ini が以下のようにコメントアウトされていない場合は、弊社サポートセンターまでお問い合わせください。
コメントアウトされていない場合:
log_type_delete_oldest_when_over=0
コメントアウトされている場合:
#log_type_delete_oldest_when_over=0