はじめに:
バージョンアップまたは移行を行うには、InterScan MSS 7.0 SP1 Patch 2 以上を適用した環境で行う必要があります。
■既存のInterScan MSS7.0を7.1へバージョンアップする方法(上書きインストール)
1.設定をバックアップする。
以下のフォルダとファイルをバックアップします。
C:\Program Files\Trend Micro\IMSS\config
C:\Program Files\Trend Micro\msde\mssql\Data\MSSQL\Data\imss.mdf
C:\Program Files\Trend Micro\msde\mssql\Data\MSSQL\Data\imss_log.ldf
C:\Program Files\Trend Micro\msde\mssql\Data\MSSQL\Data\imsseuq.mdf
C:\Program Files\Trend Micro\msde\mssql\Data\MSSQL\Data\imsseuq_log.ldf
上記の場所に、imss.mdfやimss_log.ldfが見つからない場合、以下の方法で確認してください。
* imsseuqは、EUQを有効にしている場合にのみ存在します。
DBにログインします。
osql -E
以下のコマンドにてデータベースの実ファイルとログファイルの場所を確認します。
SELECT filename FROM < データベース名>.dbo.sysfiles
出力結果にあるパスのファイルをバックアップしてください。
2.InterScan MSS7.1のパッケージをダウンロードします。
パッケージの中にある、setup.exe を実行します。
3.インストール後、再起動します。
※本内容については、InterScan MSS 7.1のインストールガイドでも確認できますのでご参照ください。
■InterScan MSS7.0から別のサーバのInterScan MSS7.1へ移行する方法
1.エクスポートツールにて、InterScan MSS7.0の設定をエクスポートする。
エクスポートツールは、InterScan MSS7.1のパッケージに含まれています。
imss71_win_b1460\migration\migration_tool_70to71
エクスポートするには、このツールをInterScan MSS7.0のマシンにコピーして以下のコマンドを実行します。
export_tool_70.bat
実行すると、以下のファイルが作成されます。
imss_config_70.tar.gz
取得できたファイルをInterScan MSS7.1へコピーします。
2.InterScan MSS7.1での設定の反映
InterScan MSS7.0で取得した設定ファイルをインポートします。
インポート用のツールもエクスポートツールと同様のフォルダに格納されています。
migration_tool_70.bat
注意:migration_tool_70.batを実行して、imss_config_70.tar.gzを指定してもファイルが見つからないと言う表示がされる場合、
Cドライブ直下にimss_config_70.tar.gzを配置して再度migration_tool_70.batを実行してください。
注意:マイグレーションツールを実行すると、IMSSの全てのサービスが再起動します。
※本内容については、InterScan MSS 7.1のインストールガイドでも確認できますのでご参照ください。