ServerProtect for Linux(以下、SPLX)では、ウイルス検索パターンファイル (lpt$vpn.xxx)とスパイウェア検索パターンファイル(ssaptn.xxx)を使用します。
それぞれのパターンファイルで対応している差分アップデートは
下記の世代数となります。
ウイルス検索パターンファイル 14世代
スパイウェア検索パターンファイル 7世代
<差分アップデートの具体例>
差分アップデート更新に対応した製品は、最新のパターンファイルへ更新を行う際、過去の世代内からの更新であるかを判断します。
SPLXの場合、上記の世代内からの更新であれば、差分ファイルのダウンロードのみで更新が可能です。
例えば、最新のウイルスパターンファイル番号が「200」(lpt$vpn.200)とします。すると、14世代前のパターンファイルは「172」となり、このパターンまでSPLXが保持している場合、差分ファイルのみのダウンロードでアップデートが可能になります。
これより古いパターンファイルしか保持していない場合、差分ファイルのダウンロードは行われずフルパターンダウンロードとして最新のパターンがダウンロードされます。
弊社ActiveUpdateサーバ上やTrend Micro Control Manager上などのアップデート元には14世代分の差分ファイルが保存されています。
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例)
最新のパターンファイル:200
差分パターンファイル:
1世代→v_198.200
2世代→v_196.200
3世代→v_194.200
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・
・
14世代→v_172.200
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なお、実際の製品のインストールディレクトリに存在する各コンポーネントは、最新のウイルスパターンファイルと1世代前のウイルスパターンファイル2つが存在します。
古いウイルスパターンファイルはアップデート時に自動的に削除される仕組みとなります。