2019年7月に「ウイルスバスター コーポレートエディション」の後継となる新製品「Trend Micro Apex One」が公開されました。
本製品Q&Aにて、ウイルスバスター コーポレートエディション(以下、ウイルスバスター Corp.) として記載のあるものは、 基本的には、Trend Micro Apex One(以下、Apex One)でも同様となります。
ここで紹介するインストール方法は、ウイルスバスター Corp.サーバへネットワーク接続できるクライアントコンピュータに対して、インストールしたいクライアントコンピュータ側で操作が可能な場合にお勧めのインストール方法です。
AutoPcc.exeの実行によるインストールの特徴
- インストールしたいコンピュータ側から、ネットワーク越しにサーバ内のファイル(AutoPcc.exe)を実行するだけですので、インストール作業が簡単です。
- インストールしたいクライアントコンピュータ側からの操作でインストールできます。
サーバ側から一括で多数のコンピュータにインストールしたい場合は 以下の方法をお勧めします。 - インストールしたいコンピュータが、ウイルスバスター Corp. サーバとネットワーク接続できる必要があります。
ネットワーク接続環境のないスタンドアロンのコンピュータにインストールする場合は、 こちら の方法をお勧めします。
インストール時の注意事項
- サーバとインストール対象のクライアントコンピュータ間の双方向間で、NetBIOS セッション(初期設定137~139、445ポート)が使用可能である必要があります。
- ウイルスバスターCorp. 10.x にてWindows Vista / Windows 7 / Windows Server 2008 にインストールする場合の注意事項については、 こちら をご覧ください。
操作方法
インストール対象のコンピュータから、ウイルスバスター Corp.サーバのコンピュータへアクセスします。
- Windowsの[スタート]メニューから[ ファイル名を指定して実行 ]をクリックし、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
ヒント
[ ファイル名を指定して実行 ]メニューが表示されていない場合は、「プログラムとファイルの検索」ウィンドウで、手順2. の操作を実行してください。 - サーバの" コンピュータ名 "か" IPアドレス "を入力し、「OK」ボタンをクリックします。
[ コンピュータ名を指定する場合 ]
\\<サーバのコンピュータ名>
※例では" trendmicro01 "というコンピュータ名を指定しています。
[ IPアドレスを指定する場合 ]
\\<サーバのIPアドレス>
※例では" 192.168.1.1 " のIPアドレスを指定しています。ヒント
お客様の環境でサーバとクライアントコンピュータ間のアクセスに認証の制限を設けている場合は、下記のようなユーザ名やパスワードを入力画面が表示されることがあります。その際は、ネットワーク管理者にご相談の上、認証に必要なユーザ名とパスワードを確認し、入力してください。 - サーバへアクセスできたら、「ofcscan」フォルダが見えている事を確認します。
- 「 ofcscan 」フォルダ内の「AutoPcc.exe」をそのままダブルクリックし実行します。
" Windows Vista ", " Windows 7 "の場合は、「AutoPcc.exe」を右クリックし、表示されたメニューから「管理者として実行」をダブルクリックします。ヒント
クライアントコンピュータ側にコピーしたファイルを実行しないでください。
クライアントコンピュータからネットワーク越しに、サーバ内の「AutoPcc.exe」を実行する必要があります。
「*.exe」という「ファイル拡張子」が表示されていない場合は、OS 側の設定を変更することで表示できます。
詳しくはこちらをご覧ください。 - ファイルのコピーなどが始まるので、そのまま待ちます。
- タスクトレイにウイルスバスター Corp.クライアントのアイコンが常駐することを確認します。
ヒント
「インストール完了」などのメッセージは特に表示されません。
以上で操作は完了です。