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データベースファイル(HTTPDB)の破損によって発生する事象例と復旧方法  

データベースファイル(HTTPDB)の破損によって発生する事象例と復旧方法

    • 更新日:
    • 15 Mar 2020
    • 製品/バージョン:
    • ウイルスバスター コーポレートエディション 10.6
    • ウイルスバスター コーポレートエディション 11.0
    • ウイルスバスター コーポレートエディション XG.All
    • OS:
    • Windows すべて
概要
ウイルスバスター コーポレートエディション (以下、ウイルスバスター Corp.) のデータベースファイル(HTTPDB)の破損によって発生する事象例と事象発生時の復旧方法について教えてください。
詳細
Public
本製品Q&Aでは、データベースファイルの破損によって発生する事象例と事象発生時の復旧方法について以下に記載しております。

 

確認事項

 

 

Step 1 データベースファイル破損時の事象例

HTTPDBフォルダ内のデータベースファイルの一部が破損すると、以下のような事象が発生することが確認されています。
 

  • [OfficeScan Master Service] が予期せず停止する。
  • [OfficeScan Master Service] を開始できない。
  • 保存していたウイルスバスター Corp. クライアントのログが消える。
  • Webコンソールに登録されていたクライアント(の一部またはすべて)が消える。
  • Webコンソールに登録されているクライアント(の一部またはすべて)のステータスがオフラインと表示される。
  • 設定した情報がクライアント、あるいはWebコンソールへ正しく反映されない。
  • ウイルスバスター Corp. クライアントへパターンファイルが正常に配信されない。
  • [DBServer.exe] のCPU使用率が上昇する。または、本プロセスを終了できない。

 

  • データベースファイルが破損すると、「HTTPDB」フォルダ配下に 「*.tmp 」 の拡張子を持ったファイルが作成されることがあります。
  • 上記ファイルの作成日時から、データベースファイルの破損時期を推測することは可能ですが、破損原因まで特定することは不可能です。あらかじめご了承ください。

 

Step 2 データベースファイル破損時の復旧方法

 

データベースファイルの破損が起因する問題は、データベースファイルをバックアップから復元するか、データベースファイルを再作成することで、現象回避が見込めます。
以下の手順を参考に再作成を実施してください。 

データベースファイルのバックアップを取得していた場合
(デフォルトではデータベースの自動バックアップが有効です)

破損以前に取得したデータベースファイルを適用することで、以前の設定やログもを復元できます。
手順については、下記製品Q&Aの「データベースファイルの復元方法」をご参照ください。

破損前のデータベースファイルへ復元することになりますので、同じデータベースファイルを使用すると、今後も同じく破損する可能性もあります。
そのため、破損前のデータベースファイルから設定やログを救済する際に使用するのをお勧めします。



データベースファイルのバックアップを取得していない場合

まずは、今後のために、下記製品Q&Aの「データベースファイルのバックアップ方法」 の手順にて、バックアップの設定を行うことを推奨します。

データベースファイルの破損が起因する問題は、以下の手順でデータベースファイルを再作成することで、現象回避が見込めます。
以下の手順を参考に再作成を実施してください。

  • データベースファイルを再作成した直後は、Webコンソールに登録されるクライアントが0台(初期設定)に戻ります。また、データベースファイルが初期化されるため、各クライアントやドメインごとに設定を変更されているお客様は、再度Webコンソールから設定を行っていただく必要がございます。

    初期化される対象は、以下の「初期化される情報」をご参考ください。


    データベースファイルを再作成した直後は、配下の全台のコンピュータで、ウイルスバスター Corp. クライアントの再起動、あるいはOSの再起動し、
    ウイルスバスター Corp. サーバへクライアントを再登録する必要があります。

 

<初期化される情報>

  • クライアントの登録情報
  • [ネットワーク上のコンピュータ]([クライアント])>[クライアント管理]にて任意のグループや任意のクライアントPC毎に設定されている[設定]メニュー内の各設定項目の値
  • [管理] >[Active Directory]のActive Directory統合設定
  • ウイルスカウント情報
  • ウイルス/不正プログラムログ
  • スパイウェアログ
  • ファイアウォールログ
  • Webレピュテーションログ
  • スパイウェア/グレーウェア復元ログ
  • デバイスコントロールログ
  • システムイベントログ

 

  1. ウイルスバスター Corp. サーバがインストールされているサーバに管理者権限でログインします。
     
  2. [スタート] → [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
     
     

      
  3. [services.msc] と入力して、 [OK] をクリックします。
      
     
     
     
  4. 表示されたサービスウインドウの一覧から、[OfficeScan Master Service] を右クリックして、[停止] をクリックします。

    ([OfficeScan Master Service] の停止に伴い、関連する[OfficeScan Active Directory Integration Service]も停止を促す画面が表示されることがあります。
    その場合、そのサービスも停止します。)
     
     
     

     

 

[OfficeScan Master Service]の停止が出来ないことを示すエラーメッセージが表示される場合があります。 その際には、タスクマネージャから下記プロセスを停止させることでサービスの停止が可能です。
 
  • DBServer.exe
  • Ofcservice.exe

 

  1. [HTTPDB] フォルダ内の全てのフォルダとファイルを任意のフォルダへ移動します。

 

  • [HTTPDB] フォルダごと移動ではなく、[HTTPDB] フォルダ内のフォルダとファイルを移動します。  移動後は、空の「HTTPDB」フォルダが残ることになります。
  • 移動したファイル群は、バックアップとして保存してください。
  • データベースファイルを移動できない場合は、タスクマネージャから「DBServer.exe」のプロセスを終了し、再度試してください。
初期設定では、以下のパスにHTTPDBフォルダがあります。
 
  • 32bit の場合:
     C:\Program Files\Trend Micro\Officescan\PCCSRV/
     
  • 64bit の場合:
     C:\Program Files(x86)\Trend Micro\Officescan\PCCSRV/
  
     

 

  1. [HTTPDB] フォルダ内が空になったことを確認します。



  2. [サービス] のウインドウに表示された一覧から、[OfficeScan Master Service] を右クリックし、[開始] をクリックします。

     

     
  3. [HTTPDB] フォルダ内にデータベースファイルが再作成されます。
     

     
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評価:
カテゴリ:
動作トラブル; 操作方法/設定
Solution Id:
1313673
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