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目次

  1. 導入にあたっての注意事項・よくあるご質問
  2. 運用にあたっての注意事項・よくあるご質問
  3. トラブルシュート情報

 

1.導入にあたっての注意事項・よくあるご質問

TMEmS/V1ECSの導入にあたっての注意事項、またはよくあるご質問を以下にまとめております。

項目 説明 関連URL
導入手順の概要 導入手順の概要は、右記のオンラインヘルプまたはFAQでご紹介しております。
こちらもご参照のうえで導入を進めてください。
Trend Micro Email Securityの使用開始
Cloud Email Gateway Protectionの使用開始
TMEmS/V1ECSの導入
ドメインの登録について 管理画面の[ドメイン]から登録できるドメインは、各リージョンで唯一つである必要があります。詳細は右記をご参照ください。
体験版から本番アカウントに切り替える際などにご注意ください。
管理ドメインに関連するよくある問い合わせ
登録が必要なDNSレコード、アクセス許可が必要なIPアドレス ドメイン登録時に必要なDNSレコード、アクセス許可が必要なIPアドレスの情報は、右記のオンラインヘルプにてご紹介しております。

ドメインの設定(TMEmS)
ドメインの設定(V1ECS)

TMEmSと連携するメールサーバ側の設定について

TMEmS/V1ECSをお客様環境のメールフローに加えるにあたり、TMEmS/V1ECSの送信元または送信先となるメールサーバ側で当該サーバ固有の設定が必要になることがございます。
特に、送信先のメールサーバで配慮すべき設定としては、リレー許可、送信者ドメイン認証(特にSPF)の除外、流量制限の除外といったものがあります。

設定が不足している場合、「送信先メールサーバ側がTMEmS/V1ECSからのメールを受信拒否する」といった事象が発生いたします。
詳細は、当該メールサーバのサポート窓口までご相談ください。
なお、Microsoft 365をご利用の場合は、右記のように受信コネクタと送信コネクタを設定いただくことをご案内しております。

■TMEmS
Office 365の受信コネクタの追加
Office 365の送信コネクタの追加

■V1ECS
Office 365の受信コネクタの追加
Office 365の送信コネクタの追加

InterScan Messaging Securityシリーズからの移行について TMEmS/V1ECSでは、InterScan Messaging Securityシリーズの設定バックアップから一部の設定を移行する機能を用意しております。詳細は右記をご参照ください。

InterScan Messaging SecurityシリーズからTrend Micro Email Securityへの移行について
InterScan Messaging SecurityシリーズからTrend Vision One Email and Collaboration Securityへの移行について

TMEmSがリレー許可するメールについて TMEmS/V1ECSがリレー許可するメールにつきましては、右記にて紹介しております。特に、受信保護方向の場合、送信者アドレスのドメインがDNSで名前解決可能である必要がございます。 メールサーバがメッセージを受信する基本的条件
TMEmSにおけるメールの流量制限について TMEmS/V1ECSではメールの流量制限を設けております。詳細は右記をご参照ください。 メールの流量制限について
仮想アナライザ解析の割り当て上限と平均処理時間

TMEmS/V1ECSでは、不審なURLまたはファイルを仮想アナライザに送信して解析する機能を用意しております。
TMEmSの場合、仮想アナライザに送信可能なURLとファイルの上限はご購入のライセンスのシート数によって変化いたします。V1ECSでは、仮想アナライザに送信可能なURLとファイルの上限に関し特に制限を設けておりません(2024年6月現在)。詳細は、右記をご参照ください。

仮想アナライザ機能について

転送メールをご利用の際のご注意 転送メールをTMEmS/V1ECSの送信保護方向で配送する場合、TMEmS/V1ECSのリレー制限機能によってメールが受信拒否されることがあります。
詳細は右記をご参照ください。
メールのリレー制限について
ログやメッセージキューの保持期限について 各種ログ、メッセージキューの保持期間の情報は右記のオンラインヘルプにてご紹介しております。

■TMEmS
機能の上限と制限
メール追跡について
ポリシーイベントの概要
URLクリック追跡について
監査ログについて

■V1ECS
機能の上限と制限
メール追跡について
ポリシーイベントの概要
URLクリック追跡について
監査ログについて

承認済み送信者とブロック済み送信者について

承認済み送信者とブロック済み送信者の仕様の詳細につきましては、右記をご参照ください。
特定の送信者からのメールを許可 or ブロックしたい場合、ソリューションの一例となります。

承認済み送信者とブロック済み送信者

 

2.運用にあたっての注意事項・よくあるご質問

TMEmSの運用にあたっての注意事項、またはよくあるご質問を以下にまとめております。

項目 説明 関連URL
脅威対策の推奨設定について 脅威対策の設定例は、右記にてご紹介しております。 脅威対策の推奨設定について
ライセンスの有効期限について TMEmSのライセンスまたはV1ECSのクレジットの有効期限が失効した場合の影響は、右記にてご紹介しております。 ライセンス有効期限終了後の動作
デフォルトのポリシールールについて デフォルトのポリシールールは、右記にてご紹介しております。
一部のデフォルトのポリシールールは、脅威を含むメールやスパムメールが意図せずTMEmS/V1ECSから外部へ配信されることを防ぐため、設定変更不可能となっております。
デフォルトのポリシールールについて
管理画面における言語設定について 管理画面、エンドユーザ管理画面で使用される言語については、右記をご参照ください。 管理コンソールおよびエンドユーザコンソールが対応している言語
特定の送信者からのメールを許可 or ブロックしたい 特定の送信者からのメールをTMEmS/V1ECSのポリシールールの対象外とする場合、または、意図的にブロックしたい場合は、一例として右記の内容をご参照ください。 承認済み送信者とブロック済み送信者
ファイルパスワード解析について TMEmS/V1ECSは、ファイルパスワード解析機能を提供しております。
これにより、パスワードロックされたファイルに対しても脅威解析が可能になります。
本機能の仕様や挙動については右記をご参照ください。
パスワード保護されたファイルとファイルパスワード解析機能
メールに添付したOfficeファイルが削除される事象について 添付ファイルへの過度な検索処理に起因するメール配送遅延や高負荷発生を防ぐため、TMEmS/V1ECSでは添付ファイルに対して検索制限を設けております。
こちらに伴い、当該検索制限に抵触したOfficeファイルが削除されるケースがあります。詳細は右記をご参照ください。
圧縮ファイル解凍後のファイル数制限による検索除外
圧縮ファイル解凍後のファイルサイズ制限による検索除外
SPF(Sender Policy Framework)検証について TMEmS/V1ECSでは、送信者ドメイン認証機能としてSPF検証機能を用意しております。
本機能に関する詳細は右記をご参照ください。
Sender Policy Framework (SPF) について
DKIM(DomainKeys Identified Mail)検証について TMEmS/V1ECSでは、送信者ドメイン認証機能としてDKIM検証機能を用意しております。
本機能に関する詳細は右記をご参照ください。
DKIM検証について
DKIM(DomainKeys Identified Mail)署名について TMEmS/V1ECSでは、送信者ドメイン認証機能としてDKIM署名機能を用意しております。
本機能に関する詳細は右記をご参照ください。
送信者ドメイン認証機能(DKIM署名)について
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)検証について TMEmS/V1ECSでは、送信者ドメイン認証機能としてDMARC検証機能を用意しております。
本機能に関する詳細は右記をご参照ください。
DMARC認証について
SMTP 通信の暗号化について TMEmS/V1ECS におけるのメールサーバはSTARTTLSを使用する Transport Layer Security (TLS) による通信の暗号化に対応しています。詳細は右記をご参照ください。 SMTP 通信の暗号化
IPレピュテーション (Email Reputation Services) 機能について TMEmS/V1ECS は  Email Reputation Services (ERS) に対応しており、IPレピュテーション という機能として InterScan Messaging Security Suite (InterScan MSS) または InterScan Messaging Security Virtual Appliance (IMSVA) の メールレピュテーションと同様の機能が実装されています。本機能に関する詳細は右記をご参照ください。 IPレピュテーション (Email Reputation Services) 機能
検索エンジンのエラーによる検索除外について TMEmS/V1ECSでは添付されている圧縮ファイルが破損している場合などに検索除外としてメッセージを隔離します。本機能に関する詳細は右記をご参照ください。 検索エンジンのエラーによる検索除外
スパムメール判定スコアによる検出について TMEmS/V1ECSのスパムメールフィルタのポリシールールには「スパムメール」の検索条件が用意されています。検索条件に関する詳細は右記をご参照ください。 スパムメール判定スコアによる検出
Webレピュテーションによる検出について TMEmS/V1ECSのスパムメールフィルタのポリシールールには「Webレピュテーション」の検索条件が用意されています。検索条件に関する詳細は右記をご参照ください。 Webレピュテーションによる検出
Office ファイルに対するファイル数と圧縮率の制限による検索除外 TMEmS/V1ECSでは Office ファイルに対するファイル数と圧縮率の制限による検索除外設定がございます。検索除外設定に関する詳細は右記をご参照ください。 Office ファイルに対するファイル数と圧縮率の制限による検索除外

 

3.トラブルシュート情報

TMEmS/V1ECSをご利用の際に問題が発生した場合は、以下の情報をご参照ください。

3.1 既知の注意事項または回避策の確認

以下でご紹介している既知の注意事項、または回避策で解決できる内容であるかご確認ください。

  導入にあたっての注意事項・よくあるご質問
  運用にあたっての注意事項・よくあるご質問

3.2 サポートセンターへのお問合せについて

サポートセンターにお問合せをする前に、こちら(※)をご参照のうえで問題となる事象の整理をお願いいたします。
整理いただいた情報をもとにお問合せいただくことで、結果的に問題解決までの時間の短縮につながります。

(※)ウイルスバスター コーポレートエディションまたはApex Oneをベースにしておりますが、お問合せの際の一般的な参考情報をご案内しております。

3.3 調査にあたっての情報採取について

調査にあたって必要となる情報は、発生している問題によって異なります。
以下をご参照のうえで、サポートセンターへのお問合せの際に合わせて情報の提供をお願いいたします。

  1. 調査状況やお問合せの内容によっては、更に追加で情報採取を依頼させていただくことがございます。
  2. 「以下の各KBに記載の情報が全て揃わない限りは、お問合せを承れない」ということではございません。可能な限り必要な情報を予め整理・採取いただくことで、結果的に問題解決までの時間の短縮につながります。
  3. 以下に該当しないケースにつきましては、まずは3.2にご紹介の内容をもとに情報を整理いただいたうえで、サポート窓口にご相談ください。
項目 説明 関連URL
脅威解析依頼について 「ファイルやURLの誤警告・検出漏れ」そのものに関する調査依頼は、右記をご参照のうえ、脅威解析依頼としてお問合せください。
TMEmS/V1ECSの動作観点での調査をご希望の場合TMEmS/V1ECSの製品ケースとしてお問合せください。
脅威に関するお問い合わせの方法について
メール配送の問題について 「TMEmS/V1ECSがメールをブロックする」
「TMEmS/V1ECSから次のメールサーバへのメールの配送で遅延が発生している」
「TMEmS/V1ECSから次のメールサーバへのメールの配送に失敗する」
といった、メール配送に関する問題については、右記をご参照のうえお問合せください。
メール配送で問題が発生する場合の情報採取手順
ポリシーの問題について 送信者フィルタ、ドメインベース認証、スパムメールフィルタ等、ポリシーの動作に関する問題については、右記をご参照のうえお問合せください。 ポリシーで問題が発生する場合の切り分け内容および調査に必要となる情報
ログまたはレポートの問題について TMEmS/V1ECSのログやレポートの内容の問題については、右記をご参照のうえお問合せください。 ログやレポートのクエリで問題が発生する場合の情報採取手順
管理画面の表示や操作の問題について 管理画面の画面表示や操作において問題がある場合は、右記をご参照のうえお問合せください。 管理画面で問題が発生する場合の情報採取手順
REST APIの問題について TMEmS/V1ECSのREST API機能について問題がある場合は、右記をご参照のうえお問合せください。 APIの利用に関するサポートポリシー
REST APIにおける問題発生時の切り分け方法および調査に必要となる情報について
ディレクトリ同期ツールの問題について TMEmS/V1ECSでは、各ディレクトリサーバからユーザ情報を同期するためのディレクトリ同期ツールをご用意しております。
本ツールに関する問題については、右記をご参照のうえお問合せください。
ディレクトリ同期ツールで問題が発生する場合の情報採取手順
管理画面、エンドユーザ管理画面のログオンの問題について 管理画面へのログオンにおいて問題がある場合は、右記をご参照のうえお問合せください。 管理コンソールまたはエンドユーザコンソールへのログオンで問題が発生する場合の切り分け内容および調査に必要となる情報