はじめに
Apex Centralではデータベースクリーンナップツールを使用することで事前に不要なログを削除し、データベースのサイズを効果的に縮小出来ることがあります。
以下DBCCコマンドと同様のDB縮小を行うオプションもありますので、原則としてはツールをご使用下さい。
手動でのDB縮小手順
Apex Central のデータベースを手動で縮小するには、以下の手順に従ってください。
注意:データベースの縮小を実施する前に、事前にバックアップを取得しておく事を強くお勧めします。
データベースのバックアップ方法については、SQL Server Management Studioや、BACKUP DATABASEコマンドを使用します。詳しくは、Microsoft社のサイトをご覧ください。
(手順内では、Apex Centralデータベース名が初期設定の”db_ApexCentral”である事を前提としています。Apex Centralデータベースを初期設定とは異なる名前で設定されている場合は、各手順内の”db_ApexCentral”を設定されたデータベース名に置き換えたコマンドで実行してください。)
1. 以下関連サービスを停止します
- Trend Micro Apex Central
- Trend Micro Management Infrastructure
2. コマンドプロンプトを開き、sqlcmdコマンドでデータベースにログインします。
> sqlcmd -S localhost¥sqlexpress
※ 上記のインスタンス名は、Apex Central付属のSQL Server Express Editionを利用している場合の例です。ご利用のSQL Serverのインスタンス名が異なる場合、適宜修正してください。なお、既定のインスタンスでSQL Server をインストールしている場合、-Sオプションは不要です。)
3. データベースへのログインが成功すると、数字の付いたプロンプトが表示されますので、以下の順序でコマンドを実行します。
1> use db_ApexCentral
2> go
1> DBCC shrinkDatabase(db_ApexCentral)
2> go
4. コマンドプロンプトを終了し、データベースのファイルサイズが縮小されたことを確認します。
初期設定でのファイルパスは以下のとおりです。
C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL.1¥MSSQL¥Data¥
db_ApexCentral.mdf - データベースファイル
db_ApexCentral_log.LDF - トランザクションログファイル
※ 64bit環境では、Program Files → Program Files (x86) に置き換えてください。
5. 以下関連サービスを開始します
- Trend Micro Apex Central
- Trend Micro Management Infrastructure