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IPアドレス/コンピュータ名が異なるサーバへ移動する方法

アドレス/コンピュータ名が共に異なる別サーバへ移動する場合、「インフォメーションサーバの移動」機能を使用します。
 

1. 必要に応じて移行先のサーバに管理コンソールをインストールします。

  • 本手順実施後は、移行先のサーバに管理コンソールのインストールができなくなります。
    ※一般サーバは本手順実施後でも、リモートインストールの手順にてインストールが可能です。
     リモートインストールについては、下記の製品Q&Aを参照してください。
     ServerProtect 一般サーバのリモートインストール手順
  • インフォメーションサーバについては本手順により移行先のサーバに自動的にインストールされるため、インストールをしないようにご注意ください。
  • 移行実施後、移行先のインフォメーションサーバは以下パスにございますHotfixフォルダが空の状態です。
     C:\Program File\Trend\Sprotect\HotFix
     ※上記は、Patch/HotFix を一般サーバへ配信するためのPatchモジュールが保存されるフォルダです。
    しかし、移行先のインフォメーションサーバのビルドは、移行元と同様のビルド(Patch適用状況)となりますので、
    移行実施後のインフォメーションサーバは、適用済みPatch以下のPatchを配信することができません。
    そのため、新規に一般サーバを構築される場合は、前述のリモートインストールにてご対応ください。
    移行実施後も適用済みPatch以下のPatchを配信したい場合、事前に移行元インフォメーションサーバのHotFixフォルダをコピーいただき、移行先インフォメーションサーバの同フォルダに配置いただきます様お願いいたします。

 

2. 移行元インフォメーションサーバにControl Managerエージェントがインストールされている場合、最初にControl Managerエージェントをアンインストールします。
[コントロールパネル]-[プログラム(アプリケーション)の追加と削除]から、[Trend Micro Control Manager Agent for ServerProtect]を削除します。

コントロールパネルから正常にエージェントをアンインストールできない場合は、下記の製品Q&Aを参照してください。
[バージョン5.8][32bit/64bit] Control Managerエージェントの手動アンインストール手順

3. ServerProtect管理コンソールへログインし、[インフォメーションサーバ]-[インフォメーションサーバの移動]を選択します。

4. [選択済みサーバ]欄へ移行先のサーバ名またはIPアドレスを直接入力するか、下のネットワークツリーから移動先のサーバを探してダブルクリックし、[選択済みサーバ]欄へ登録します。

5. 移行先サーバの管理者アカウントのユーザ名およびパスワードを入力します。移行先サーバのインストールをCドライブ以外に実行したい場合には、[ドライブ]からインストールドライブを選択します。

6. [実行] をクリックするとインフォメーションサーバの移動が開始します。

7. インフォメーションサーバの移動が完了後、移行元で登録されていた一般サーバが自動的に再登録されます。
※一般サーバの登録、および、ステータスの反映には数分間要します。
※再登録が完了するまでは一般サーバは赤色の「STOP」マークのアイコンで表示されています。

  • 移行元サーバにあるインフォメーションサーバは、移動完了後アンインストールされます。
  • 新規で作成されたタスクを含めて、タスクはすべて移行先サーバへ引き継がれます。
  • 移行元サーバの一般サーバ/管理コンソールは移動・削除されないため、必要に応じてアンインストールしてください。
  • bitの異なる環境間の移動(32bit → 64bitなど)においても上記手順にて問題なく移動できます。

IPアドレス/コンピュータ名が同一のサーバへ移動する方法

IPアドレス/コンピュータ名が全く同一のサーバへ移動する場合、レジストリのバックアップ/復元による移動を行います。

  • レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
    レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
    弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
    レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
    なお、レジストリの編集前に、必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
    バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。
     
  • ビット数が異なり、IPアドレス/コンピュータ名が同一のサーバへ移動する事はできません。(32ビットOSと64ビットOS間ではレジストリハイブが異なるため、レジストリのバックアップによる移動ができません。)
    ビット数の異なるOS間の移動は、移動先コンピュータのIPアドレス/コンピュータ名を変更した上で「インフォメーションサーバの移動」機能をご利用ください。



1. 移行元インフォメーションサーバにControl Managerエージェントがインストールされている場合、最初にControl Managerエージェントをアンインストールします。
[コントロールパネル]-[プログラム(アプリケーション)の追加と削除]から、[Trend Micro Control Manager Agent for ServerProtect]を削除します。

コントロールパネルから正常にエージェントをアンインストールできない場合は、下記の製品Q&Aを参照してください。
Control Managerエージェント:手動アンインストール手順:ServerProtect用Trend Micro Control Managerエージェント[Solution ID 26149]

2. [スタート]-[ファイル名を指定して実行]から”regedit”と入力し、レジストリエディタを起動し、レジストリハイブのツリーから、以下のレジストリキーを選択します。
¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥TrendMicro¥ServerProtect

64ビット環境では、以下のレジストリキーも同様に選択し、エクスポートする必要があります。
¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE\Wow6432Node¥TrendMicro¥ServerProtect

3. [ファイル]-[エクスポート] を選択してレジストリファイルをエクスポートし、エクスポートしたレジストリファイルは移行先サーバにコピーします。
※ 書き出し範囲(エクスポート範囲)が「選択された部分」として” ¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥TrendMicro¥ServerProtect”が選択されている事を確認してください。



4. 移行元サーバをネットワークから切り離し、移行先サーバでインフォメーションサーバを新規インストールします。
※必ず同一バージョンのServerProtectをインストールし、指定するサーバ名、IPアドレス、管理者アカウント、パスワード等の情報も移行元と全て同一の内容でインストールしてください。また、移行元サーバで一般サーバもインストールされていた場合には移行先サーバでも同様に一般サーバもインストールしてください。

5. 移行先サーバで、以下のサービスを停止します。
・Trend ServerProtect Agent - インフォメーションサーバのサービス
・Trend ServerProtect - 一般サーバのサービス(一般サーバがインストールされている場合のみ)

6. 手順3でエクスポートしたレジストリファイル(拡張子.reg)をダブルクリックします。
“*.reg内の情報をレジストリに追加しますか?”の問いに「はい」をクリックします。

7. 移行先サーバで、以下のサービスを開始します。
・Trend ServerProtect Agent - インフォメーションサーバのサービス
・Trend ServerProtect - 一般サーバのサービス(一般サーバがインストールされている場合のみ)