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この事象を説明するために、次のふたつの Manager の動作関与している可能性があります。
 
(1)     Manager によるサービスステータスの変更
InterScan MSS では、Manager サービス (imssmgr) が定期的に (1分ごとに) InterScan MSS の各プロセスを監視しています。その監視のタイミングで検索サービスやポリシーサービスが停止していれば、Manager はデータベース上のサービスのステータスを停止状態に変更します。
 
データベース上のサービスのステータスが停止状態に変更されると、管理コンソールの概要画面にある「管理下のサーバ設定」の検索サービスには × が表示されます。

その後の監視タイミングでサービスが開始されていれば、Manager はデータベースのサービスステータスを開始状態に変更し、管理コンソール上の表示も緑色のマークに変わります。


(2)     Manager によるサーバ起動時におけるサービスの開始
サーバ再起動時、Manager は検索サービスやポリシーサービスなどのサービスを順に開始します。しかし、もしデータベース上のサービスのステータスが停止状態であれば、Manager がサービスを開始しない仕様となっています。

発生例


サーバ再起動の直前にコンポーネントのアップデートが行われた場合に発生する可能性があります。

ウイルスパターンファイルなどのコンポーネントがアップデートされると、必ず検索サービスが再起動されます。その際、Manager の監視タイミングで検索サービスが停止していると、(1) の動作にしたがって Manager はサービスのステータスを停止状態に変更します。

その後、検索サービスは開始されますが、次の Manager の監視タイミングまでステータスの状態は停止のままです。このときに (サービスのステータスを開始状態に変更する前に) サーバが停止されると、Manager はサーバ開始時に(2)の仕様にしたがって検索サービスを開始しません。
 

回避策

管理コンソールでサービスが開始状態であることを確認した上でサーバを再起動するか、サーバ再起動後、管理コンソールにログインして、サービスが開始状態になることを確認してください。