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原因

Windows版DSAの場合、不正プログラム対策機能に関連するモジュールの導入時や更新時において、DSAのコードサイニング証明書を証明するための、中間証明書 および ルート証明書 がインポートされている必要があります。
そのため、必要な証明書がインポートされていない環境において下記のような操作を行うと、「不正プログラム対策エンジンがオフライン」エラーが発生する可能性があります。

例)
 ①DSAをインストールし、不正プログラム対策機能を「オン」にしたとき
 ②不正プログラム対策機能が「オン」の状態でDSAをアップグレードしたとき
 ③DSAにてセキュリティアップデートを実行し、検索エンジンをアップデートしたとき
  注:1 上記の「DSA」は「Relay有効化済みAgent(DSR)」を含みます。
  注:2 ②はメジャーバージョンのアップグレード、ビルドのアップグレードのどちらも該当します。
 

DSAのメジャーバージョン・ビルドをアップグレードする前に、ルート証明書の不足がないことを必ず毎回確認してください。

 

対処方法

  1. こちら の製品Q&A(英語版のみとなります)にて指定されているルート証明書および中間証明書をすべてダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルの拡張子が.pemのものは.crtにリネームします。zipのファイルは解凍してください。
  3. 各証明書をダブルクリックして開き、[証明書のインストール]をクリックします(1つずつ実施ください)。
  4. 証明書のインポート ウィザードが開始されます。[次へ]をクリックします。
  5. [証明書をすべて次のストアに配置する(P)]を選択し、[参照]をクリックします。
  6. [物理ストアを表示する]をチェックした状態で、[信頼されたルート証明機関]-[ローカルコンピュータ]を選択します。(※[ローカルコンピュータ]が表示されない場合は、後述のインポート手順を実施してください。)
  7. [完了]をクリックします。[正しくインポートされました。]のメッセージが表示されれば完了です。
  8. ダウンロードした全ての証明書で同様の手順を実施します。
  9. DSAをアンインストールします。(中途半端にモジュールがインストールされている可能性があるため。)
  10. アンインストール中にOSの再起動を求められた場合は、OSを再起動します。
  11. 残存サービス、レジストリ、ファイルがないか、Windows 版 Deep Security Agent/Relay/Notifier の手動アンインストール手順 を参考に確認します。
  12. OSを再起動します。
  13. Deep Security Managerに、事象が発生したDSAと同じバージョン・ビルドのパッケージがインポートされていることを確認します。(参考情報:バージョン12.0以下 / バージョン20.0 ・バージョン確認方法 )
  14. DSAを再インストールします。

※上記手順6にて、[ローカルコンピュータ]が表示されない場合、以下の手順を実施します。

  1. [ファイル名を指定して実行]から"mmc"と入力し、Microsoft管理コンソールを起動します。
  2. [ファイル]-[スナップインの追加と削除]を選択します。
  3. 「利用できるスナップイン」の選択肢より、「証明書」を選択して[追加]をクリックします。
  4. [証明書スナップイン]ウインドウ上で、[コンピュータアカウント]を選択し、[次へ]をクリックします。
  5. [ローカルコンピュータ]を選択した状態で、[完了]->[OK]をクリックします。
  6. [証明書(ローカルコンピュータ)]-[信頼されたルート証明機関]-[証明書]を選択します。
  7. [操作]-[すべてのタスク]-[インポート]から、ダウンロードした全ての証明書をインポートします。
  8. 「対処方法」の手順9(DSAのアンインストール)に進みます。