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1. ログオン情報の入力確認

「ログオン情報」には、ServerProtect をインストールするホスト OS(Windows)の管理者権限を持つアカウント情報を入力してください。

指定した管理者アカウントにはパスワードが設定されている必要があります。
パスワードが未設定(空欄)の場合、インストールを継続できません。
その場合は、管理者アカウントに一時的にパスワードを設定してからインストールを続行してください。

なお、このログオン情報は ServerProtect のインストール時にのみ使用します。
インストール後に管理者アカウントのパスワードを変更しても、ServerProtect の動作には影響しません。

 

2. ドメイン名を空欄にして再試行する

ログオン情報の入力画面で、インストール先サーバへ Windows ログオンに必要な情報を入力する際、
「ドメイン名」欄は、Windows の管理者権限(Administrator)が与えられた
ローカルアカウントとそのパスワードを入力する場合は空欄で構いません。

「ドメイン名」を入力する必要があるのは、ユーザー名欄にドメイン環境の DomainAdmin アカウント(ドメイン管理者)を指定する場合のみです。
なお、使用する DomainAdmin はローカルの Administrator と同等の権限を持っている必要があります。

 

3.必須サービスの起動確認

ServerProtect に必要なプロトコルとサービスについてをご確認いただき、
必要なサービスが起動していることをご確認ください。

参照:サービスのRemote Registry Serviceは必ず必要でしょうか

 

4.監視ソフトウェアのインストール状況の確認

過去にシステム監視ソフトウェアがインストールされている場合に、
同様のエラーが発生した事例があります。

システム監視ソフトウェアが共存している場合は、
一度その機能を無効化してからインストールを実施してください。

 

5.システム管理共有へのアクセス権について

インストールするドライブへのシステム管理共有が可能か、
インフォメーションサーバと一般サーバの双方でご確認ください。

1.インストール先ドライブ(通常は C ドライブ)を右クリックし、「プロパティ」→「共有」タブを開きます。
2.「このフォルダを共有する」にチェックが入り、共有名が「C$」であることを確認します。
3.「ユーザー数制限」は「無制限」に設定してください。
4.「コンピュータの管理」→「システムツール」→「共有フォルダ」→「共有」を開き、以下の共有名が存在することを確認します:
ADMIN$
C$
IPC$


5.ServerProtect をインストールする管理者権限のユーザーでログオンしていることを確認し、
[ファイル名を指定して実行] で次のコマンドを実行してください:
\<サーバ名>\C$


6.上記で \<サーバ名>\C$ を開き、そのフォルダ内に任意のファイルを作成してください。
作成できない場合は、アクセス権の問題が考えられます。

6.ネットワーク接続の確認

SPNT のインストールドライブが管理共有になっていても、Windows の設定によりネットワーク接続がされていない場合は管理共有が有効になりません。
その場合はネットワークに接続するか、必要に応じて NetBEUI プロトコルをインストールしてください。
※NetBEUI を有効にすると管理共有が有効になることがあります。


なお、SPNT のインストール後、 NetBEUI はアンインストール
いただいて問題ございません。

 

7.一般サーバのユーザーアカウント制御について

以下の手順でユーザーアカウント制御(UAC)を無効にして、
現象に変化があるか確認してください。
OS 側の操作に関する詳細やご質問は Microsoft 社へお問い合わせください。


 1. Windows スタートメニューから「サーバーマネージャー」を
 起動し、[ツール]→[ローカルセキュリティポリシー] を実行します。


 2. [ローカルセキュリティポリシー] を開き、
「セキュリティの設定」→[ローカルポリシー]→[セキュリティオプション] を開きます。


 3. 以下の項目を「無効」にし適用してください。
「ユーザーアカウント制御: 管理者承認モードですべての管理者を実行する」


 4. OSを再起動後、現象を確認してください。

 

8. レジストリ設定の変更


 ※注意事項※
レジストリは Windows の構成情報が格納されているデータベースです。
編集内容に問題があるとシステムが正常に動作しなくなる場合があります。
弊社ではレジストリ編集による問題に対して補償いたしかねます。
レジストリの編集はお客様の責任で行ってください。

なお、レジストリの編集前に、レジストリのバックアップ方法をご確認いただき、
バックアップを作成することを推奨いたします。

1)レジストリエディター(regedit)を起動します。

2)次のレジストリサブキーをクリックします。
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\system

3)DWORD 値で LocalAccountTokenFilterPolicy 名の キーを作成します。
4)値のデータとして「1」を入力します。
5)レジストリ エディターを終了します。

 

上記をご対応後も事象に変化がみられない場合には、
上記の実施結果と、ログオン情報を入力する画面、
事象発生時の画面ショット、およびmsinfo32の出力結果をご提供くださいますようお願いいたします。