対象製品
・Trend Micro Apex One:統合 Smart Protection Server
・ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 10.0 SP1:統合 Smart Scan Server
対象のWindows更新プログラム
Windows Server 2019, KB5050008: January 14, 2025?KB5050008 (OS Build 17763.6775)
Windows Server 2016, KB5049993: January 14, 2025?KB5049993 (OS Build 14393.7699)
上記を含む累積更新プログラム
発生事象
対象製品がインストールされたサーバで、「Microsoft Windows 2025-01 累積的な更新プログラム」および、当該更新プログラム含む以降の累積セキュリティパッチを適用後、統合 Smart Protection Server / 統合 Smart Scan Server との互換性の問題が発生します。
事象例)
・エージェントがスマートスキャン利用不可となる
・統合 Smart Protection Server / 統合 Smart Scan Server のステータスが異常となり、パターンファイルの表記が 00.000.00 となる
・統合 Smart Protection Server / 統合 Smart Scan Server を経由したスマートスキャンパターンファイルのアップデートに失敗する
対応策
下記修正パッチをリリースしております。
※修正パッチ適用後に事象が発生した場合には、”一時回避策”を実施してください。
Trend Micro Apex One | Service Pack 1 - Patch4 (ビルド 13984) 以降 |
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ | Patch (ビルド 2514) 以降 |
一時回避策
※「対応策」のとおり修正パッチがリリースされています。パッチの適用をお願いいたします。
※修正パッチ適用後に事象が発生した場合には、”一時回避策”を実施してください。
すぐに修正パッチを適用できない場合は、以下のいずれかの回避策を実施してください。
1. 統合 Smart Protection Server / 統合 Smart Scan Server がインストールされたサーバへの 「Microsoft Windows 2025-01 累積的な更新プログラム」および、当該更新プログラムを含む以降の累積セキュリティパッチの適用をお控えください。
2. 修正プログラムを適用して、スマートスキャンデータベースの再構築を実施します。
・Trend Micro Apex Oneをご利用の場合は【a】→【b-1 (1)~(5)】→【c】→【d】を実施してください。
・ウイルスバスター ビジネスセキュリティをご利用の場合は【a】→【b-2 (1)~(5)】→【c】→【d】を実施してください。
a.以下のURLリンクより修正プログラムをダウンロードしてください。
KA0018987.zip
内容:
KA0018987.zip
└importmanager.exe
b-1.Trend Micro Apex Oneの場合
(1)Apex Oneサーバにてサービス (services.msc) を開き、「Trend Micro Smart Protection Server」を右クリックして「停止」をクリックします。
(2)「Trend Micro Smart Protection Server」が停止状態になっていることを確認します。
(3)「<Apex One サーバーのインストール ディレクトリ>\PCCSRV\WSS\spsc\bin\」フォルダ内のimportmanager.exe をバックアップし退避します。
(4)項番2.a でダウンロードした importmanager.exe (バージョン: 2.72.1002) を「\PCCSRV\WSS\spsc\bin\」フォルダのimportmanager.exeと置き換えます。
(5)Apex Oneサーバにてサービス (services.msc) を開き、「Trend Micro Smart Protection Server」を右クリックして「開始」をクリックします。
b-2.ウイルスバスター ビジネスセキュリティの場合
(1)ビジネスセキュリティサーバにてサービス (services.msc) を開き、「Trend Micro Security Server Master Service」を右クリックして「停止」をクリックします。
(2)「Trend Micro Security Server Master Service」が停止状態になっていることを確認します。
(3)「<ビジネスセキュリティサーバーのインストール ディレクトリ>\PCCSRV\WSS\spsc\bin\」フォルダ内のimportmanager.exeをバックアップし退避します。
(4)項番2.a でダウンロードした importmanager.exe (バージョン: 2.72.1002) を「\PCCSRV\WSS\spsc\bin\」フォルダのimportmanager.exeと置き換えます。
(5)ビジネスセキュリティサーバにてサービス (services.msc) を開き、「Trend Micro Security Server Master Service」を右クリックして「開始」をクリックします。
c. 以下の製品Q&Aを参照し、スマートスキャンデータベースの再構築作業を実施します。
◆スマートスキャンデータベースの再構築手順:Trend Micro ApexOne / ウイルスバスター ビジネスセキュリティ/統合Smart Protection Server
https://success.trendmicro.com/ja-JP/solution/KA-0019039
d. スマートスキャンデータベースの再構築作業実施後、事象が解消されているかご確認ください。