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本製品 Q&A に記載の内容は、Trend Vision One - Endpoint Security をご利用のお客さまが対象です。
Trend Vision One - Endpoint Security は、以下の3製品を指します。
・XDR Endpoint Sensor
・Standard Endpoint Protection
・Server & Workload Protection

また、本製品 Q&A に記載の内容は、Windows OS のみでの実装です。
Windows OS 以外の OS (Linux OS や Mac OS など) は対象外です。

 

新しいエージェントコンソールの概要

2025年4月30日に、Trend Vision One - Endpoint Security にてアップデートが実施され、新しいエージェントコンソールが利用可能になりました。このエージェントコンソールによって、XDR Endpoint Sensor のステータスの可視性や通知機能が強化されました。
このコンソール機能は、Trend Vision One 管理コンソールからお客さまにて有効/無効の設定が可能であり、初期設定は有効です。

 

アップデートの内容 (UI 観点)

サーバ側 (Trend Vision One 管理コンソール側)

Trend Vision One 管理コンソール > [Endpoint Security] > [Endpoint Security Configuration] > [Endpoint Security Policies] のポリシー編集画面にて、「インターフェース設定」が追加されます。
(当初の名前は「コンソール設定」でしたが、2025年7月より変更されています)

各項目の詳細は以下のとおりです。

エージェントインターフェース:本製品 Q&A の内容であるエージェントコンソールの有効/無効の設定
エンドポイントの隔離通知:XDR Endpoint Sensor にてエンドポイントの隔離を実施した際の端末上での通知有無の設定、および表示メッセージの編集
ディープフェイク通知:エージェントがディープフェイクコンテンツを検出した際の端末上での通知有無の設定、および表示メッセージの編集
※同ポリシーにて「ディープフェイク検出」を有効にする必要があります。

 

エージェント側 (マシン側)

1. スタートメニューの追加

以下製品 Q&A に記載のとおり、「Trend Vision One Endpoint Security」が OS のスタートメニューに表示されます。
"Trend Vision One Endpoint Security" がスタートメニューに表示される事象について:Trend Micro Apex One / Trend Micro Apex One as a Service / Trend Vision One Endpoint Security

 

2. タスクトレイへの Trend Vision One Endpoint Security のアイコン追加

以下画像のように、タスクトレイに Trend Vision One Endpoint Security のアイコンが表示されます。

 

3. エージェントコンソールの追加

上記1のスタートメニュー、または上記2のアイコンをクリックすることで、Trend Vision One Endpoint Security のエージェントコンソールが表示されます。

現在時点では、本エージェントコンソールからは以下の情報を確認することが可能です。

■[エージェント&コンポーネント] タブ > 「エージェント情報」
ビジネスID:該当エージェントが紐づいている Trend Vision One のビジネスID
エージェントGUID:該当エージェントのエージェント GUID
■[エージェント&コンポーネント] タブ >「コンポーネント情報」
前回のアップデート確認:XDR Endpoint Sensor における前回のアップデート日時
[詳細を表示] をクリック:XDR Endpoint Sensor で使用する各コンポーネントのバージョン、前回のアップデート日

■[セキュリティ機能のステータス] タブ
割り当てられたポリシーEndpoint Security Policies の設定にて当該エージェントに割り当てられたポリシー
前回のポリシーアップデートの確認:Endpoint Security Policies のポリシーの前回のアップデート日時
セキュリティ機能/ステータス:XDR Endpoint Sensor の機能のステータス

 

アップデートの内容 (その他機能観点)

上述の「エンドポイントの隔離通知」「ディープフェイク通知」を有効にした場合、隔離実施時やディープフェイクコンテンツ検出時に端末上に通知 (ポップアップ) が表示されます。

 

よくある質問

Q:新しいエージェントコンソールを無効化したときの影響を教えてください。
A:本エージェントコンソールを無効にした場合、上述の各「アップデートの内容」に記載の機能が利用できなくなります。
  また、タスクトレイから Trend Vision One Endpoint Security のアイコンが削除されます。(再有効化時に再度表示されます。)
  スタートメニューは削除されませんが、スタートメニューを選択しても「Trend Vision One Endpoint Securityコンソールは管理者によって無効化されています。」と表示され、何も発生いたしません。
    その他セキュリティ機能等への影響はございません。

Q:Server & Workload Protection を利用していますが、タスクトレイに Deep Security Notifier のアイコンも表示されています。この状態でも問題ないのでしょうか。
A:本エージェントコンソールが有効の場合、現在時点ではどちらのアイコンもタスクトレイに表示される状態となりますので問題ございません。
  また、現状では既存のエージェントコンソールで確認できていた内容に変更はございませんので、それらを確認したい場合、従来通り既存のエージェントコンソールからご確認ください。

Q:Standard Endpoint Protection を利用していますが、タスクトレイに既存のエージェントコンソールのアイコンも表示されています。この状態でも問題ないのでしょうか。
A:本エージェントコンソールが有効の場合、現在時点ではどちらのアイコンもタスクトレイに表示される状態となりますので問題ございません。
  また、現状では既存のエージェントコンソールで確認できていた内容に変更はございませんので、それらを確認したい場合、従来通り既存のエージェントコンソールからご確認ください。

Q:Trend Vision One - Endpoint Security を利用していませんが、スタートメニューは表示されています。新しいエージェントコンソールは利用できますか。
A:Trend Vision One - Endpoint Security を利用していない場合、新しいエージェントコンソールは利用できません。
  なお、Trend Vision One - Endpoint Security を利用していない環境でスタートメニューが表示される事象が確認されております。詳細は以下製品 Q&A をご確認ください。
  "Trend Vision One Endpoint Security" がスタートメニューに表示される事象について:Trend Micro Apex One / Trend Micro Apex One as a Service / Trend Vision One Endpoint Security

Q:本エージェントコンソールをエージェント側の操作で無効化する方法はありますか。
A:エージェント側の操作で無効化することはできません。上述のとおり、Trend Vision One 管理コンソールから無効化の設定が必要です。