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トレンドマイクロでは、すべてのお客様にインターネット上の脅威に対する防御をより迅速に提供できるよう、脅威情報の収集に力を入れております。脅威情報の収集に当たっては、トレンドマイクロのスレットリサーチセンターによる情報収集とならび、多くのお客様に製品のフィードバック機能を使用した脅威の情報収集にご協力いただいています。

 

具体的には、次世代のセキュリティ基盤「Trend Micro Smart Protection Network」(以下、SPN)の一つであるWebレピュテーション機能※1を使用して、お客様がアクセスしたWebサイトの安全性をチェックしています。トレンドマイクロが安全性を確認できていないWebページにお客様がアクセスした場合、トレンドマイクロのサーバが独自に、お客様がアクセスしたURLと完全に同じURLにアクセスし、Webページの安全性をチェックしています。 ※2、

 

Webページの安全性をチェックする過程で、お客様がアクセスしたWebサイトの設計上、安全性への配慮が十分でない場合、ごく稀に、チャットや掲示板での2重投稿やWebサービスにおける2重リクエストが発生することがあります。これは急増するWebからの脅威から数多くのお客様を守るために必要不可欠なSPNの仕様上起こり得ることであり、本仕様については、製品マニュアルや、使用許諾に本動作を記載することで、お客様にご理解いただいております。

 

なお、Webサーバの管理者の方は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公開している以下のサイト等を参考にセキュアなサーバ構築をいただけるようお願いいたします。


セキュア
Webプログラミング

http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programmingv1/a01.html


安全な
Webサイトの作り方

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/websecurity.html

 


SPN及びWebレピュテーション機能の必要性ついて】

トレンドマイクロは、1.5秒にひとつ(201012月時点)のペースで発生するインターネット上の脅威に対し、お客様のインターネット環境を軽快に保ちながら、最新の脅威をいち早く発見し、迅速に防御策を提供できるよう取り組んでいます。

最新の脅威情報を使ってお客様を防御するために弊社が開発したセキュリティ基盤SPNは、新しい脅威をただちに認識することで、世界中のお客様の感染の危険性を減らせるように設計されております。

トレンドマイクロでは、一日に約73千もの不正なWebページを発見しており(201012月現在)、このように膨大な数の不正Webサイトが毎日出現する現在、SPNを用いたリアルタイムでのセキュリティチェックは、お客様の環境を守るために必要不可欠であり、有効な技術だと考えています。

 

なお、SPNにおけるお客様から収集された情報の取り扱いについては、こちらのサイトにも記載しております。

http://jp.trendmicro.com/jp/about/privacy/spn/index.html

 

弊社では、インターネットを利用するユーザの皆様に、安心・安全にインターネットをご利用いただくため、引き続き本技術のわかりやすい情報提供に努めて参ります。

 




1 製品によって「Webレピュテーションサービス」「フィッシング詐欺対策」「有害サイト規制/URLフィルタリング」「Trendプロテクト」「Web評価」と呼ばれる場合があります。


2 お客様は、レピュテーション機能による情報収集機能をいつでもオン・オフすることができます。お客様がアクセスしたURLの情報等(ドメイン、IPアドレス等を含む)は、暗号化してトレンドマイクロのサーバに送信されます。サーバに送信されたURL情報は、Webサイトの安全性の確認、およびこれらの機能の改良の目的にのみ利用されます。
 
※3 Webサイトの安全性はTrend Micro Site Safety Centerより確認および評価依頼を行うことができます。特定のファイル形式を除きWebページの安全性のチェックが完了すればトレンドマイクロのサーバからのアクセスは停止されます。

Trend Micro Site Safety Centerについて
https://success.trendmicro.com/jp/solution/1313284