通知メールの問題が発生した場合、以下の情報を取得してください。
【取得情報】
(1) 発生事象に関するヒアリング
現象の詳細を把握するため、以下の事項についてご教示をお願いいたします。
既にご回答いただいている内容もあるかと存じますが、
未回答の内容がございます場合は、追加でご教示をお願い申し上げます。
・現在発生している事象について何が発生しているかできるだけ具体的にご教示ください。
・事象が発生した日時(可能な限り詳細な時刻)をご教示ください。
・発生頻度をご教示ください。(必ず発生するか否か、これまでに発生した回数)
・現象が発生するマシンの台数をご教示ください。(何台中、何台で発生するか、影響範囲は)
・現象が発生する際の条件や手順があればご教示ください。(再現性)
・現象が発生するサーバの OS 情報をご教示ください。
・現象が発生するサーバと発生しないサーバの相違点があればご教示ください。
(OS、ソフトウェア、ハードウェア、弊社製品、設定 など)
・現象が発生し始めた時期に実施された作業(Patch 適用、設定変更 など)の有無と、
有る場合はその内容をご教示ください。
・すでに実施された対処や切り分けなど、お気づきの点があればご教示ください。
また、ログを確認するため対処や切り分けについては可能な範囲で作業を行った
日時をご教示ください。
(2) 製品バージョン
1.管理コンソールを起動します。
2.管理コンソール左部にあるアップデートタブをクリックし、さらにアップデートアイコンをクリックします。
3.画面にプログラム、検索エンジン、パターンファイルのバージョンを確認します。
(3) OSのシステム情報
1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]から”msinfo32”と入力します。
2. [ファイル]-[エクスポート]をクリックし、テキストファイルとして情報を出力してください。
(4) スクリーンショット
ServerProtect管理コンソールから[通知の設定]画面内の「インターネットメール」の[設定]をクリックした時に表示される「インターネットメール警告の設定」画面のスクリーンショットを取得してください。
(5) ServerProtectから送信されたメールアイテム
文字化け等、送信されたメールの内容に関する問題の場合、SerrverProtectから送信されたメールアイテムを取得してください。
(6) メールサーバの種類/バージョン
「インターネットメール警告の設定」画面で指定されているメールサーバのアプリケーション名(Postfix , QMail 等) およびバージョン、OSの種類、IPアドレス、FQDNを分かる範囲で記載して下さい。
また、可能であれば該当メールサーバで通知メールが送信された(もしくは、送信されなかった)時間帯のログも取得してください。
(7) メールサーバとの疎通確認
メールが全く送信されない問題の場合、ServerProtectインフォメーションサーバ上から以下の手順でメールサーバとの疎通確認を行ってください。
1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行]から”cmd”と入力し、コマンドプロンプトを開きます。
2. 以下のコマンドを実行します。
>telnet <メールサーバ名> 25
※ <メールサーバ名>には、「インターネットメール警告の設定」画面で指定されたのと全く同一の名前を入力します。また、メールサーバがTCP25番ポート以外で待ち受けている場合ではServerProtectの仕様上メール通知ができません。
3. 疎通が成功すると、”220 <メールサーバのコンピュータ名> <メールサーバのアプリケーション名> <時間>” のような形で表示されますので、”quit”と入力して接続を終了します。(Windowsのtelnetコマンドでは、自分が入力した文字は表示されませんのでご注意ください。)
接続に失敗するようであれば、ファイアウォールやネットワーク環境をご確認ください。
(8) Windowsイベントログ
1. スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。
2.左側のメニューから「Windowsログ」をダブルクリックします。
3.[アプリケーション][システム]のそれぞれを右クリックし、すべてのイベントを名前を付けて保存」をクリックします。
4.保存先とファイル名を指定して保存します。可能な限り、evtxファイル形式で保存をお願いいたします。
(9) ServerProtectデバッグログ(SPNT.log)
1. ServerProtectの管理コンソールを起動します。
2. [実行]メニューの[デバッグ情報の作成]をクリックします。
3. [デバッグログの管理]ダイアログボックスにて、[デバッグログを有効にする]にチェックをつけます。
4. [ログの種類]、[モジュール]で、必要な項目を選択します。
5. [出力方法]は、[ファイルに出力]にチェックを行い、出力先のディレクトリを選択し、[適用]ボタンを押します。
6. 問題となっている現象を再現させてください。
7. 選択したディレクトリに作成されたSPNT.logを取得します。
8. デバッグモードを解除するためには、[デバッグログの管理]ダイアログボックスにて、[デバッグログを有効にする]のチェックを外し、[適用]ボタンを押します。
(10) パケットデータ
通知元となる一般サーバ上でパケットデータを取得してください。
その際、SMTP通信以外も可能な限りマスクせずにサポートセンターまでお送りください。
(11) メールサーバのIPアドレス・コンピュータ名
パケットデータと照合する際に必要となります。
(12) 事象発生時のタイムライン
事象再現時のタイムラインをご教示ください。
例:
2024/XX/XX 10:05 事象XXの再現を確認
2024/XX/XX 10:07 イベントXXを確認、など