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Autopcc.exeを使用したインストールを実施した際の問題解決は以下を確認してください。

「AUTOPCC.exe」 の詳細を確認されたい場合は別途 FAQ をご用意しておりますので下記FAQをご確認ください。


 

確認事項

Apex One サーバのフォルダが開けない、などApex One サーバとインストール対象のエージェント間で通信関連の問題がないかどうかを確認します。

Apex One セキュリティエージェントのインストールを行う対象コンピュータからApex One サーバがインストールされているサーバOSに通信が行なえるかどうかネットワーク環境を確認してください。

 
  1. NetBIOS ポート:TCP/UDP
    エージェントのリモートインストールを行う際や、エージェントからサーバへのウイルス隔離先をUNCパスで設定した際に使用されるポートです。 初期設定では137(TCP/UDP)、139(TCP)、または445 (TCP)です。
    通信許可が必要なポート一覧は下記も合わせてご確認ください。 ※137(TCP/UDP)はNetBIOSによる名前解決を行う場合に使用されます。
  2. 通信制御(制限)機能

    Apex One サーバとエージェントOS間で通信に制限を行うなどの機能が無効になっているかどうかご確認ください。

    ・Windows ファイアウォール
    ・その他 ファイアウォール ソフトウェア
    ・その他の通信制限、監視機能 

デバックログの取得

上記機能を確認いただいても問題が解消されない場合、現象発生時の以下情報を取得して弊社までお送りください。

取得情報一覧

  • 手順実施時のタイムテーブル
  • CDT ログ、またはmsinfo32.txt (サーバ/エージェント)
  • C:\Ofcdebug_agent.log (エージェント)
  • <インストールフォルダ>\PCCSRV\Log\ofcdebug.log (サーバ)
  • 現象発生時の画面のスクリーンショット
  • ログインスクリプト

Apex One サーバの初期設定のインストールフォルダは C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV、 Apex One セキュリティエージェントの初期設定のインストールフォルダは C:\Program Files\Trend Micro\Security Agent となります。

手順実施時のタイムテーブル

タイムテーブルを取得します。取得したログファイルを比較しながら調査を進めるため、システム時計をもとに、ログの取得時刻や作業の実行時刻をメモしておきます。

--------------------------------------------------------------------------------
記載例)
10:00 システム時計の時刻を確認
10:03 エージェントにて Ofcdebug_agent.log の取得を開始
10:05 サーバにて Ofcdebug.log の取得を開始
10:15 現象再現
10:25 各データの取得
--------------------------------------------------------------------------------


 

システムの基本情報

Apex One サーバとApex One セキュリティエージェントでシステムの基本情報を取得します。 システムの基本情報は、Case Diagnostic Tool (以下、CDT)でイベント選択時に「Collect basic product information / Collect Basic Debug Information of OfficeScan Client」を選択して取得します。
CDTの使用方法については、こちらの製品Q&Aをご覧ください。

CDT ログが出力できない場合には、[スタート] → [ファイル名を指定して実行] で「msinfo32」と入力して、システム情報を表示させて、msinfo32.txt というファイル名でファイルをエクスポートします。


 

ログインスクリプトの取得

ログインスクリプトをご使用の環境の場合、ログインスクリプトを取得します。

 

「Ofcdebug_agent.log」および「Ofcdebug.log (サーバ)」の取得 (Apex Oneの場合)

  1. セキュリティエージェント をインストールするコンピュータにて、
    %systemdrive% (以下、C:\と仮定)に、以下の3行の内容で ofcdebug.ini と
    いう名のファイルを作成します。
    -------------------------------------------------------------------------------
    作成ファイル:C:\ofcdebug.ini
    記載内容: [debug]
           debuglevel=9
           debuglog=C:\ofcdebug_agent.log
     
     * 上記2つのパラメータは、デバッグログのファイル名と出力先を示しています。
    --------------------------------------------------------------------------------
     
  2. Apex One サーバの Web 管理コンソールにログオンし、Trend Micro Apex One の「T」をクリックして、デバッグログ設定画面で「デバッグレベル:デバッグ」を選択し、保存します。ログは初期設定で "<インストールフォルダ>\PCCSRV\Log\ofcdebug.log" に出力されます。
     
  3. 現象を再現させ、エラーメッセージが出力される場合は、画面のスクリーンショットを取得します。
  4. Apex One サーバの Web 管理コンソールにログオンし、Trend Micro Apex One の「T」をクリックして、デバッグログ設定画面で「デバッグレベル:エラー」を選択し、保存します。
     
    また、セキュリティエージェントにて、Windows のタスクマネージャを起動し、[プロセス] タブにて LogServer.exe を選択し、「プロセスの終了」を実行した後、以下のファイルを残し %systemdrive% に配置した ofcdebug.ini やその他に作成されているファイルを削除します。

    --------------------------------------------------------------------------------
    <以下のファイルは削除しないでください>
     - ofcdebug_agent*.log
     - ofcdebug_agent.log*.7z
     - CCSF_DebugLog.log
     - ofcdebug_agent_CheckPoint.log
    --------------------------------------------------------------------------------
     
  5. セキュリティエージェントにてデバッグログの出力が停止しない場合、LogServer.exe がデバッグレベル:デバッグとして起動している可能性があります。
     
    その場合は、今一度 Windows のタスクマネージャを起動し、[プロセス] タブにてLogServer.exe を選択し、「プロセスの終了」を実行します。
     
Apex One 以降、LogServer.exe は常時起動するようになりました。通常起動時はデバッグレベル:エラーとして動作します。
 
 6. 該当のコンピュータを再起動します。
 
 7. 取得した以下の情報をお送りください。
 

     •手順実施時のタイムテーブル

     •CDT ログ、またはmsinfo32.txt (サーバ/エージェント)

     •C:\ofcdebug_agent.log (エージェント)

     •<インストールフォルダ>\PCCSRV\Log\ofcdebug.log (サーバ)

     •現象発生時の画面のスクリーンショット

     •ログインスクリプト

「Ofcdebug_client.log」および「Ofcdebug_server.log」の取得 (ウイルスバスター Corp. の場合)

  1. ウイルスバスター Corp. クライアントをインストールするコンピュータにて、%systemdrive% に、以下の内容で Ofcdebug.ini という名のファイルを作成します。

    (例:C:\Ofcdebug.ini)
    --------------------------------------------------------------------------------
    [debug]
    debuglevel=9
    debuglog=C:\Ofcdebug_client.log
    --------------------------------------------------------------------------------

    Ofcdebug.iniの解説:
    ウイルスバスター Corp. サーバの<インストールフォルダ>\Admin フォルダにある Ofcdebug.sam が
    Ofcdebug.ini 用のサンプルファイルとなっています。これをコピーして Ofcdebug.sam から Ofcdebug.ini に
    リネームして使用することもできます。

    ※debuglog パラメータは、デバッグログのファイル名と格納するパスを指定します。

  2. 該当のコンピュータを再起動します。
  3. ウイルスバスター Corp. サーバにて、<インストールフォルダ>\Private\LogServer フォルダ配下に、
    以下の内容で Ofcdebug.ini という名のファイルを作成します。

    --------------------------------------------------------------------------------
    [debug]
    debuglevel=9
    debuglog=C:\Ofcdebug_server.log
    --------------------------------------------------------------------------------

    Ofcdebug.iniの解説:
    <インストールフォルダ>\Admin フォルダにある Ofcdebug.sam が Ofcdebug.ini 用のサンプルファイルとなっています。これをコピーして Ofcdebug.sam から Ofcdebug.ini にリネームして使用することもできます。

    ※debuglog パラメータは、デバッグログのファイル名と格納するパスを指定します。

  4. ウイルスバスター Corp. サーバの <インストールフォルダ>\Private\LogServer\LogServer.exe を実行すると、プロンプト画面が起動し、デバッグログの出力が始まります。
  5. 現象を再現させ、エラーメッセージが出力される場合は、画面のスクリーンショットを取得します。
  6. ウイルスバスター Corp. サーバにて、起動したプロンプト画面を閉じて、LogServer.exe を終了させます。
    ※プロンプト画面を閉じても、デバッグログの出力が停止しない場合は、LogServer.exe がまだバックグラウンドで起動している可能性があります。その場合は、Windows のタスクマネージャを起動し、[プロセス] タブにて LogServer.exe を選択し、「プロセスの終了」を実行します。
  7. ウイルスバスター Corp. サーバにて、<インストールフォルダ>\Private\LogServer\Ofcdebug.ini を削除、またはファイル名をリネームします。
  8. ウイルスバスター Corp. クライアントにて、LogServer.exe が起動している場合は、プロンプト画面を閉じて、LogServer.exe を終了させます。<
    * プロンプト画面を閉じても、デバッグログの出力が停止しない場合は、LogServer.exe がまだバックグラウンドで起動している可能性があります。その場合は、Windows のタスクマネージャを起動し、[プロセス] タブにて LogServer.exe を選択し、「プロセスの終了」を実行します。
  9. ウイルスバスター Corp. クライアントにて、%systemdrive%\Ofcdebug.ini を削除、またはファイル名をリネームします。
  10. 該当のコンピュータを再起動します。