2023年8月23日より、「Trend Vision One Endpoint Security」がご利用いただけるようになりました。
本製品Q&Aにて、Deep Security Agentとして記載のあるものは、 基本的には Trend Vision One Endpoint Security の Server & Workload Protectionで管理されるエージェントでも同様となります。
参照: [Trend Vision One]Trend Vision One Endpoint Securityのガイドライン
2024年1月1日以降のOSサポートポリシー
OS のライフサイクルへの対応を行うことを目的として、Deep Security および、Cloud One - Workload Security の OS サポートポリシーを2024年1月1日よりOS ベンダーが定めるサポート期間に基づくよう改定いたします。
本ポリシー改定によるお客様への影響を最小限とするため、Microsoft Windows Server 2008につきましては、サポート対応内容を3段階 ( フェーズ1 、 フェーズ2 および フェーズ3) で変更いたします。
詳細は、Windows Server 2008 OSサポート終了についてをご参照ください。
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本改訂は、Deep Securityおよび Cloud One - Workload Security のエージェントソフトウェアである「Deep Security Agent 20.0 (以下、DSA)」のみが対象となります。
※AWS Marketplace調達製品も対象となります。 -
製品サポートポリシーに変更はございません。製品サポート期間については、製品・検索エンジンのサポート終了案内 - ハイブリッドクラウドセキュリティをご確認ください。
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通常と異なるサポート終了日を持つDeep Security Agentについても変更はありません。
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サポート期間について、Japan地域の製品は地域固有のポリシーで処理され、オンラインヘルプに記載の内容より優先されます。
変更対象製品および変更予定日
製品名・バージョン | 変更予定日 |
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Deep Security Agent 20.0 | 2024年1月1日 |
変更内容
2024年1月1日以前までのDSAでは、OSベンダー各社のOSライフサイクルに依存せず、基本的に製品リリースから5年後のDeep Securityサポート終了日まで、「通常サポート」を提供しておりました。
2024年1月1日以降のサポートポリシーでは、OSベンダーのサポート終了後、原則1年間の通常サポートを提供した上で、「限定サポート」(後述)の提供へと移行します。
※お客様のご利用状況を鑑みて、1年間の通常サポートを提供しない、もしくは1年未満の提供となる場合もございます。
限定サポート対応内容
限定サポートでは、パターンファイル、ルール提供およびマルウェアについてのお問い合わせ対応は継続いたします。
製品で発生した問題については、過去に発生した同様の問題の情報を有する場合、当該問題に対するソリューション等を提供いたします。
未知の問題に対しての調査についてお受けできかね、製品プログラムに対する改良・修正・変更はいたしません。
詳細は、Trend Micro Deep Security サポートポリシーをご確認ください。
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OSと Deep Security および Cloud One - Workload Security の両方からセキュリティを維持するために、弊社ではサポートが終了したレガシー OSを可能な限り早く最新のOSにアップグレードすることを強く推奨します。
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OS や関連するアプリケーションの制限により、Deep Security および Cloud One - Workload Security が OS サポートを継続している場合でも、十分なサポートをご提供できなくなる場合があります。
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OS 起因の不具合に関しては、トレンドマイクロでは解決できない場合がありますことをご了承ください。
限定サポート対象OS一覧表
OS サポートポリシー改定に伴い、限定サポートへの移行が決定した対象OSおよびサポート期限をご案内します。以下の表は、随時更新いたします。
OS | OSベンダー サポート終了日 |
Deep Security 通常サポート終了日 |
Deep Security 限定サポート終了日 |
特記事項 | |
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Windows 7 | 2023年1月10日 | 2023年12月31日 | 2028年12月31日 | - | |
Windows 8, 8.1 | 2023年1月10日 | 2023年12月31日 | 2028年12月31日 | - | |
Windows Server 2008 | 2023年1月10日 | 2023年12月31日 | 2028年12月31日 | ※1 | |
IBM AIX 6.1 | 2017年4月30日 | 2023年12月31日 | 2028年12月31日 | - | |
Debian 8 | 2020年6月30日 | 2023年12月31日 | 2028年12月31日 | - | |
Cloud Linux 7 | 2024年6月30日 | 2024年12月31日 | 2029年12月31日 | - | |
Debian 9 | 2022年6月30日 | 2024年12月31日 | 2029年12月31日 | - | |
Oracle Linux 6 | 2024年12月31日 | 2024年12月31日 | 2029年12月31日 | - | |
Amazon Linux 1 | 2023年12月31日 | 2024年12月31日 | 2029年12月31日 | - |
※1 :Windows Server 2008 OSサポート終了についてをご参照ください。
各OSベンダーのOSサポート終了日の定義
※当社でDSAのサポートに技術的またはその他当社が支障と判断する事が生じた(または、生じる事が予見される場合)には、この予定を変更する場合がありますこと、予めご留意ください。
※以下に定義する各OSベンダーの延長サポートの有無にかかわらず、限定サポートへ移行するタイミングは一律です。
現在ご利用OSの限定サポートの状況は、上記の「限定サポート対象OS一覧表」をご確認ください。
なお、DSAの修正は最新ビルドでの提供となります。
DSAの最新ビルドの適用はOSベンダーによる制限事項などに伴い、各OSベンダーの最新Patchなどが必要となる場合がございます。
そのため、定義する各OSベンダーの延長サポートをご購入してないと入手できないOSの最新Patchなどがあった場合は、DSAの通常サポートの提供を保証できかねることがございますことをご留意ください。
OSベンダーによる制限はOSベンダーの判断となりますため、弊社では分かりかねますこともご了承ください。
OSベンダーの制限事項に伴い、OSベンダーの延長サポートがないと必要なPatchが入手できなくなった事例は以下です。
Deep Security 及び Cloud One - Endpoint and Workload Security の Azure Code Signing に関する詳細について
Microsoft
Windows OSでは、原則として「ESU (3 年) 終了日」に準じます。
詳細は、ライフサイクルに関する FAQ - 拡張セキュリティ更新プログラムをご参照ください。
(ESU = Extended Security Update (マイクロソフト社によるOS延長サポート)
Red Hat
Red Hat Enterprise Linuxでは、原則として「Extended life cycle support (ELS) add-on ends」に準じます。
詳細は、Red Hat Enterprise Linux Life Cycleをご参照ください。
Ubuntu
Ubuntuでは、原則として「Expanded Security Maintenance」に準じます。
詳細は、Official Ubuntu Documentationをご参照ください。
AIX
AIXでは、原則として「End of Fix Support」に準じます。
詳細は、AIX support lifecycle informationをご参照ください。
Solaris
Solarisでは、原則として「Extended Support」に準じます。
Oracle Linux
Oracle Linuxでは、原則として「Extended Support」に準じます。
よくあるお問い合わせ
お問い合わせ | 回答 |
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DSAの製品ライフサイクル(製品サポート期間)も変更になりますか? |
製品ライフサイクル(製品サポート期間)に変更はございません。製品サポートポリシーとOSサポートポリシーは分けて考える必要があります。 なお、製品サポート期間については、製品・検索エンジンのサポート終了案内 - ハイブリッドクラウドセキュリティをご参照ください。 |
Deep Security 12.0のOSサポートポリシーも同様に変更でしょうか? | Deep Security 12.0につきましては、OSサポートポリシーおよび製品サポートポリシーに変更はございません。該当バージョンのDeep Securityのサポート終了日までサポート提供を行います。 また、通常と異なるサポート終了日を持つDeep Security Agentについても変更はありません。 |
本改訂は、Deep Security Managerも該当しますか? | 本改訂は、DSAのみが対象となります。Deep Security Managerは対象ではございません。Deep Security Managerは、サーバ OS のサポート期間が適用されます。 |
Windows Server 2008 R2は、どうなりますか? | 2008(無印)と同様の日程で OS としては既に EOLしておりますが、通常サポートを2025年まで継続し、その後2026年に限定サポートへ移行する予定です。限定サポートへの移行が決まりましたら、上述の限定サポート対象OS一覧表を更新します。 |
Windows Server 2012の限定サポート移行予定を教えてください。 | OSのサポート期間終了後、原則1年経過をもって「限定サポート」へと移行予定です。(ESU期間に応じます。) 限定サポートへの移行が決まりましたら、上述の限定サポート対象OS一覧表を更新します。 |
Windows Server 2008以外で緩和策が用意されるOSはありますか? | 現時点で緩和策を用意しているのは、Windows Server 2008のみになります。それ以外のOSについては、予定されていません。 |
Red Hat Enterprise Linux OSのマイナーバージョンのサポート定義はどうなりますか? | 上記「各OSベンダーのOSサポート終了日の定義」のとおり、DSAでは原則メジャーバージョンのサポート期間に準拠します。 |
限定サポート対象OS一覧表にないOSはどのようなサポートとなりますか? | DS製品の5年間の通常サポートに従います。 DS製品のサポート期限については製品のサポート終了案内 (法人向け製品)をご参照ください。 |
OS「XXXXX」が限定サポート対象OS一覧表に記載されていません。 正確な通常サポート終了日と限定サポート終了日を教えてください。 |
原則として1年の通常サポートを経て限定サポートとなりますが、正確な通常サポート終了日、限定サポート終了日につきましては各OSにおいて限定サポートへの移行が決まり次第、限定サポート対象OS一覧表に記載されるものとなります。 また、お客様のご利用状況を鑑みて、1年間の通常サポートを提供しない、もしくは1年未満の提供となる場合もございますこと予めご了承ください。 |
サポートへ問い合わせたところ、利用しているDS製品のビルドが古いため、ビルドアップグレードを実施するよう案内されました。 限定サポート対象OS一覧表に記載の通常サポート終了日・限定サポート終了日となっていないので、ビルドアップグレードしない方針でサポートしてください。 |
DS製品はリリースから5年間のサポートとなります。 DS製品のサポート期限が切れている場合は、サポート対象外となります。 DS製品のサポート期限については製品のサポート終了案内 (法人向け製品)をご参照ください。 |
サポートへ問い合わせたところ、利用しているDS製品のビルドが古いため、ビルドアップグレードを実施するよう案内されました。 DS製品の5年間のサポート期日内、かつ、限定サポート対象OS一覧表に記載の通常サポート終了日・限定サポート終了日となっていないので、ビルドアップグレードしない方針でサポートしてください。 |
DS製品の修正は最新ビルドでの提供となります。 DS製品は公開から5年間のサポート期間を提供いたしますが、特定のビルドに対して、サポート提供を5年間保証するものではございません。 5年間のサポート期間は、サポート期間内であれば 不具合や脆弱性 等に対応したビルドをリリースし、そのビルドへのアップグレードが可能であることを示しています。 そのため、定期的に最新ビルドを適用いただきますようお願い申し上げます。 詳細はTrend Micro Deep Security サポートポリシーをご参照ください。 |