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事前設定コンソールでは、Trend Micro InterScan Gateway Security Appliance(以下IGSA)の基本的なネットワーク設定や、ハードウェアの状況確認などを行うことができます。

[事前設定コンソールにアクセスするには]

1. 付属のシリアルケーブル(RS-232C クロス/インターリンクケーブル)の一端を、IGSA本体背面にあるコンソールポートに接続し、もう一端をコンピュータに接続します。

2. 端末通信プログラム(ハイパーターミナル、TeraTerm など)のポートを次のよう設定します。

3. IGSAを起動します。起動プロセス完了後に、以下のようにログイン画面が表示されます。

[事前設定コンソールで設定可能な項目]

事前管理コンソールでは、以下の9項目の操作が可能です。

1. Device Information & Status

    IGSAの機器情報、CPU使用率、メモリ消費量などを確認することができます。

2. Device IP Settings

    IGSAのIPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバなどを設定します。Typeにて[dynamic]を指定すると、DHCPにより自動的にIPアドレスを取得します。固定IPアドレスを割り当てるには、[static]を指定します。この場合にはType以下の各項目をそれぞれ設定する必要があります。

3. Interface Settings

    それぞれのEthernetポートごとに、リンク速度と通信モードを指定することができます。また、IGSAが稼動していないときにもネットワークの接続を維持するための「LANバイパス」機能を有効にするか無効にするかの設定が可能です。

    LANバイパス機能は以下のように動作します。

    [enable]

    電源が接続されているかいないかに関わらず、IGSAが起動していない状態でINTポートとEXTポートの間で通信が可能になります。IGSAが起動していないときの通信に対する検索は行われません。

    [disable]

     IGSAが起動している場合のみ、INTポートとEXTポートの間で通信が可能になります。

4. System Tools

    ・ Hard Disk Initialization

        内蔵ハードディスクを初期化します。記録されているログと隔離ファイルは消去されます。

    ・ Restore Default Setting

        全ての設定を初期化し、工場出荷時の状態に戻します。

5. Advanced Settings

    SSHでの事前設定コンソールへのアクセスを許可するか否かを設定します。接続を許可するIPアドレスを指定する場合には、次項の ”SSH Access Control” も併せて設定してください。

6. SSH Access Control

    SSHでの事前設定コンソールへのアクセスを許可するIPアドレスを指定します。IPアドレスの指定後、「SSH Access Control」を「enable」にしてください。IPアドレスのサブネット指定はできません。

7. Change Password

    IGSAの管理パスワードを変更します。事前設定コンソールとWeb管理コンソールのログインに必要なパスワードが変更されます。

8. Log Off with Saving

    それまでに変更された内容をIGSAに保存し、事前管理コンソールからログオフします。設定を反映させるためにはこの項目を選択する必要があります。

9. Log Off without Saving

    それまでの変更を破棄し、事前管理コンソールからログオフします。変更内容は反映されません。